
さて個人売買のお話のつづき。
待ち合わせ時間に軽トラで現れた男性は歳の頃なら30代後半、人見知りしそうな寡黙なひとだった。 やりとりした文面からは50過ぎの手練れのバイクショップおじさんをイメージしていたのでこちらの焦り気分は少し落ち着いた。
フォーサイト(ホワイト)のエンジンをかけて始動に問題ないことや各部の可動状態、傷などをみて値段なりと判断し代金をその場で渡した。 その際、領収書を彼が用意してくれていたのは想定外で一気に心が晴れた。 そして廃車書類ももらった。
なんというかそれまで本当にお金をドブに捨てる覚悟で待っていたから領収書を貰った途端に安心し、もうオーナーになった気分で早く乗ってみたい気になった。
彼には2〜3日後にナンバープレートを用意してくるから再度落ち合う場所と時間を約束しその日は解散した。
翌日、30年ぶりに地元の陸運局へ出向いて書類を提出し自賠責保険などの手続きをしてからナンバープレートを受け取った。 午後の3時を過ぎたころだったがバイクの登録に来ていたのは全国チェーンのあの「赤い」お店のトラックに4台くらい載せてきたのがあっただけで他に登録待ちしているバイクはみかけなかった。
30年前にZZRに乗ってきて自分で車検通してたころは新車登録のバイクを積んだトラックが何台も駐車場に並んでたのだが...
写真を撮り忘れたのだが貰ったナンバープレートはシュリンクラップが施されており、取り付けるまでは傷がつかない配慮がされていた。
はやる気持ちで車輌の受け取り当日は仕事を切り上げ、新しいナンバープレートを持って前回と同じ奈良の公園に電車で向かったのだった。(つづく)
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/11/15 22:36:27