90系ノアHEV駆動用バッテリー容量と補機バッテリー容量の考察と燃費
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今年に入ってから週末の土日しか車に乗れない状態が続いてます。
そんな事もあり、土曜日には補機バッテリーの電圧が12.1v前後まで低下してる事が多いです。
この様な状況のなかでMyTOYOTA+アプリのマイカーログを見ていたら、土曜日の燃費よりも明らかに日曜日の方が燃費が良い日が多い事に気がつきました。
トップの画像が過去7週間分のログです。
赤枠が日曜の方が燃費が良いケースなんですが7週のうち5週が日曜の方が燃費が良いんです。(土日で走行距離が全然違う週もありますが)
ちょっと前に補機バッテリーの充電率が低いと燃費が悪い気がするって書いたのはこれがあったからです。
今まで気にした事もなかったし、そんな訳ないだろってのが率直な気持ちでした。
ただ、一度気になると謎を解明したくなる呪いをかけられているので、ちょっと考えてみました。
まず90系ノアヴォクHEVの駆動用バッテリーはリチウムイオンバッテリー(PPES製)です。
公表データ&えーだす調べのデータを纏めると
・1セル:3.7v / ⒋08Ah
このセルを56セル直列接続して
・3.7x56=207.2v にしてます。
つまりバッテリー容量は
・207.2x4.08Ah=845.376wh → 約0.85kwh
今時のポータブル電源でも2kwhくらいある時代なのにこんな小容量だったとは💦
でも見方をかえるとこんな小容量のバッテリーで、ノアヴォクほどの車重のある車体をあれだけEV走行させちゃうのは凄い。
余談ですが、現行プリウス 1.8Lも同一で2.0Lは56→60セル( 約0.91kwh)に強化されてるらしい。
ちなみに現行セレナe-powerは1.8kwhとノアヴォクの2倍強とか。
それに対して補機バッテリーの容量ですが、寒冷地仕様の60Ahのバッテリーだとすると
・12x60=720wh → 0.72kwh
鉛バッテリーの特性の話はさておき、単純に容量だけで考えると駆動用バッテリーの容量って補機バッテリーのたった約17%増しでしかない。
さらに駆動用バッテリーはSoC(充電率)の約30〜70%の間で使用する制御になってるので、実際のバッテリー容量である0.85kwhの40%分となる約0.34kwhが実際に使用出来る容量になる計算にですね。
こうなると補機バッテリー容量の半分以下です。
話を土曜の燃費が悪い件に戻します。
60Ahの補機バッテリーが週末までに放電して仮に40Ahに減っていたとすると、20Ah分を運転中に充電する必要があります。
その分のエネルギー(つまりガソリン)消費が増えるのは当然ですね。
土曜日の方が日曜より燃費が悪くなるのはこういった理屈だったのか。
取り敢えず謎は解けたっぽいので、呪いはおさまった様だ。
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