YOKOHAMA ADVAN Sport V107  

ヨコハマ アドバン スポーツ V107 （’24年製造 日本製）
F：275/35ZR19　＠43,900円　空気圧2.3bar
R：285/30ZR20　＠50,400円　空気圧2.5bar
走行20,120㎞にて2025.3.5交換


【購入まで】
純正装着のミシュラン パイロットスポーツ4Sの高性能には満足していましたが、走行2万㎞に近づくにつれ明らかに旬を過ぎたと感じましたので、3月のタイヤ出荷価格改定前に駆け込み購入しました。候補にした理由は911で前身のV105を履いて不満がなかったこと（コチラの購入動機は911の整備を任せているショップがヨコハマ特約店）。決め手は安さ。通販は古いのや同銘柄中国製つかまされると聞いていたので避けていましたが、911の17～18インチならともかく、幅広20インチともなると価格差が10万単位で広がっていきます。

・ディーラー見積り PS4S：51万円
・タイヤショップ見積り V107：34万円
・通販 PS4S：24万円＋組み換え工賃
・通販 V107：19万円＋組み換え工賃
※もう1年古い’23年製造となればさらに1本9千円ほど安くなります

今回はYahoo!ショッピング内のプレミアムタイヤで購入。製造年と生産国が明記してあるので安心でした。


【ざっくりPS4Sと比べてファーストインプレッション】
地元の高速・地元の峠 1,000㎞走行
〇フットークが軽い
〇滑り出しが緩やか
〇抜群のウエット性能
〇安い（2～3割）

△サイドの剛性感がない
△そのくせ突き上げもそれなりにある
△高速域でわだちにハンドルが取られる
△トレッドパターンが平凡

※グリップ力は充分。PS4Sにやや劣る程度


【所感】
まず西九州道という新・旧・補修入り混じったツギハギだらけの高架道路において（週2で通行）。上記△でわだちと書きましたが、より正確にいうと過積載トラックが作ったであろう「うねり」があり、PS4Sでは問題なかった速度域でいきなりハンドルを取られました。「ここから路面が荒れるからしっかり握らないと！」と身構えれば済むレベルではありますが、そこからさらに速度が上がるとどうなるか不安です。それでも同速度の964よりは安定しているのは最新四駆のおかげ。そういえば911は964・996共にV105を履かせていたけど、RRの経年過走行車だから直進安定性悪くて当り前的な思い込みがありました。そっちにPS4S履かせたらどうなるのかも気になります。

逆にウエット性能では絶大なる安心感を与えてくれます。ウエット路面でフル加速したり、ハンドルこじったりして試しましたが、グリップ・安定性ともにPS4Sを上回りました。メーカーの説明通り太い3本のストレートグルーブが効いているようです。

また峠道はPS4Sほどの粘っこさはないが、コントロールし易くフットワークが軽い。サイドの剛性が乏しく、フワつく分だけハンドル切りはじめの感触は良くない。グニュ。それでもコスパ含め総じて満足してます。

タイヤのデザインに関してはもう少し色気が欲しいところ。ネオバで遊んでるせいかこっちは真面目すぎるトレッドパターンです。