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2025年01月05日

よく訓練された長距離馬(ステイヤー)

よく訓練された長距離馬(ステイヤー)
レビュー情報
メーカー/モデル名 スズキ / GSX-8R 不明 (2024年)
乗車人数 2人
使用目的 レジャー
乗車形式 マイカー
総合評価
おすすめ度
5
満足している点 1.かっこいいデザイン
2.丁度よいサイズ
3.パワフルかつ扱いやすい運動性能
4.楽な乗降姿勢

うたい文句は「The New Standard of Sport」

注目すべきはSportでは無くStandard
基本、基礎、基準のど真ん中
「これでいい」ではなく「これがいい」

限界性能領域まで使った事はないですが、高速もグネグネな峠道もグイグイ行っちゃう系ロングツーリングライダーには非常に合ってます

初めての大型二輪で普通に乗れているのは基本の部分が良いからだと思います
不満な点 その1:排熱
 初めての大型のため、程度は分かりません
 冷却ファンが回らない限りは中型とそんなに変わらないと思います
 しかし、油温104℃から冷却ファンが回ります
 夏の街中だと停車の度にすぐ104℃に到達
 ファンが回って熱風がライダーを包み込みます
 これが暑い。干物でも作れるんじゃないかと
 
 走行中は全く気になりません
 都市の中で真夏の昼間に運転するバイクではないです(それでも都市脱出の為に乗らざる得ないですが)


その2:燃費と航続距離

平均燃費:25km/L 
タンク:14L 
航続距離理論値:350km

運動性能から考えて燃費に関しては諦めるけど、もう少しタンク容量が欲しかった
なんでMT-03と変わんないのさ
後、警告灯での残走行が分かりくい


その3:クルーズコントロールがない

何のための電子制御スロットルなのっー!(暴論)
オプションでいいから設定しておいて欲しかった。

と思っていましたが、ハイグリップのグリップに替えたのと電子制御スロットルが優秀で無くてもいいかなと1年走って思ってます
Aモードで高速走るとスロットル操作は割と軽い力でホールド出来ます
総評 鋭角的かつ所々の曲線がかっこいいデザインにパワフルでスリムで扱いやすい2気筒

まさに見て良し、乗って良しです

普通二輪から乗り換えても違和感なく操作可能
更に上質な走る、曲がる、止まるが楽しめます(ただし、最初はCモードがオススメ)
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 5
「これ間違いなくアニメやゲームのデザイン」が最初の感想
ガンダムとか、アーマードコアとか

実は最初はGSX-8Rを上回るそっち系デザインで同時発表だったGSX-S1000GXに目を奪われました
でもGSX-8Rも完全に突き抜けてた
未来の乗り物が保安基準を満たしてやって来た

意識高い系のデザイナーのゲージュツ的な独りよがりな感じがなく、ストレートに「カッコいいだろ!」をお出ししてきた感
それでいて見たら忘れられなくて、しかも飽きが来ない絶妙な塩梅

天才か

ガキの頃からリアル系のロボアニメやロボゲーが好きだった自分にはぶっ刺さりました

○○○○

色はさほど悩まず青を選びました。
しかしながら、元のカタチが良いので、よっぽど変な配色をしない限り、どんな色でもカッコいい
海外限定の黄色も日本でも普通に売れると思う

唯一の不満点は、挿し色が欲しいけど、後から下手な挿し色すると変になりそうな所でしょうか

後、リアフェンダーが「みょーん」と伸びてる所はリアキャリアを付けてもバランスが取れます
フェンダーレスだけが選択肢ではないです

それにブレーキランプがリアフェンダーの先にある
ゆえにリアキャリアを付けてもブレーキランプが隠れない
リアキャリアも考慮した配置としか思えず、このデザインした人は「分かってる」と感心しきりです

マスの集中化と保安規定でリアフェンダーが伸びてるけど、「気に食わないなら、リアキャリアでもフェンダーレスでもどちらでもどうぞ」感があります
走行性能
☆☆☆☆☆ 5
MT-03しかほぼ乗った事がないので、それとの比較になります
またトラクションコントロールの介入度を最高の3から動かす必要性を感じた事がない程度のライダーです
(ただ乗り始めて1年たって通常時は1にして、雨天時や路面が荒れている場合は3にしてます)
サーキット等の限界域での話は知りません。用途はツーリングです

ともかく総じて非常に扱いやすいです

加速力はMT-03比較だと、当然ながらすごくあります

しかし、その出力特性は素直です
また、そのトルクを受け止めるだけのタイヤであり、サスであり、ボディであり、トラコンであり、電子制御スロットルであり、加速途中で暴れることも無い
ブレーキも効くので止まらない心配もない
アクセル開度に対して素直にリニアに気持ちよく加速していきます
ツーリング中であれば、荒れた路面や天候でもない限り、神経を尖らせたアクセルワークは不要です

MT-03からの乗り換えだとその加速に最初はびっくりしました
ええ、驚きであって恐怖とは少し違った気がします
アクセル開度と加速の相関図とブレーキの効き具合を体が覚えれば、Aモードであってもアクセルを開ける事に恐怖はないです

ただし、手のひらもしっとりした革の手袋装着や、ホールド力の強いグリップに交換はした方が良いかもしれません

GSX-8Rに乗るとよく訓練された軍馬ってこんな感じなのかな、と思います。
パワーはあるけど、落ち着いて扱えば焦る事もしんどいと思う事もありません

逆説的に、暴れるマシンをねじ伏せて乗ることに喜びを覚える人には向かないと思います

〇各モードについて
一番下のCモードでも速い。
でもMT-03の延長線上ですぐに慣れる
雨想定のモードですが、街中では丁度良い塩梅です
出発時は必ずCモードです

Bモード以上はアクセル開度に合せてスパッと反応してくる
Aモードは更にグイグイとトルクが溢れ出します

山道などのカーブやアップダウンが多い道に走るときはAかBモードにしています
というか、CもしくはAです
Bの存在意義…ちなみにトラコンも1か3なので、2とOFFは使った事がないです

晴天時の高速道路はAモード&トラコン1で走っています
速度調整でアクセルを大きく回さなくていいのは楽です


少なくとも日常域+αでは、どこに飛んでいくか分からない挙動は無いです

ただ曲がる動作が入るとMT-03とは別物になります

しっとりというかゆったりというか、曲がる時に曲がるけど曲がり過ぎない
でも驚くほど危険を感じず横に倒れます
軽快さという点ではMT-03の方が上ですが、自分の腕ではコーナリングスピードは間違いなく8Rの方が上です


ブレーキも前も後ろも効きは良いです
サスも良いのか、よく効くが柔らかい
体感的にコントロールしやすいブレーキです
MT-03時代はほとんどフロントブレーキを使わずアクセルとエンブレとリアブレーキだけで車速をコントロールしていましたが、8Rだとフロントも普通に使うようになってます
意識せずにそうなったので、そういうバイクなんだろうな、と思ってます
乗り心地
☆☆☆☆☆ 5
座り心地は快適です。MT-03も良かったですが、負けず劣らずに良きです
ただし、メッシュシートと滑り止めシートを追加してパーフェクトにしてます

防風性能にも優れ、振動も少ないので高速乗ってても全然疲れません
ただし、防風に関してはハンドガード(冬季はハンドルカバーをプラス)、振動に関してはバーエンドウェイトとパーフォマンスダンパーを追加してパーフェクト オブ パーフェクトになっています

押し引きも平地なら問題ないですが、200kg超えなので、不整地や傾きのある場所だとやはり重く感じます
真っ平らなお店じゃ絶対にわからないので、ある程度は覚悟してください

排気音ですがバイクの調子を聞く以外に興味がまったくないので分かりません
小さいらしいです。普段はインカムで音楽聴いてます
積載性
☆☆☆☆☆ 1
ETCと車検証を運べる程度のスペースはあるよ!

リアキャリアを後付して、タンクバッグ、シートバック、サイドケースを載せれば、1ヶ月程度は余裕で旅に出れます。

またリアキャリア横に小さなサイドバッグとリアキャリアとリアフェンダーの間に防水バッグを取り付けて発炎筒やパープルセイバーなどの緊急時のグッズを入れてます
燃費
☆☆☆☆☆ 3
満タン法で計測
ハイオクかつ街中20km/L以下
郊外・高速で26km/L程度

気温が暑くもなく寒くもなく、ゆったりのんびり信号待ちもほぼないと30km/L行きます
しかしストップ&ゴーが多いと一気に燃費が悪くなります
走らせ方ですごい極端な燃費になります
平均すると1年13000km走って平均で25km/Lでした(毎回ODOと給油量をスマホで撮影して記録したので間違いないです)

レギュラーかつ平均31km/LだったMT-03からの乗り換えなので、お財布に厳しい
タンク容量が14LとMT-03と変わらない為、航続距離が確実に落ちた

少し元気に走ると郊外でも燃費24km/L程度になるので、走行距離300km越える前に給油タイム
MT-03は慣れてきた頃は400km弱ぐらい頑張れたので結構な差です

しかも警告灯がいつ点灯したのかが分からない
残りの航続可能距離がよく分からない
よって早めのガススタになります

MT-03の「警告灯の点灯(残り3L)と共にその時点からの走行距離を表示する」は非常に分かりやすかった
本気で携行ガソリン缶が欲しくなります
価格
☆☆☆☆☆ 5
さすがは世界のSUZUKI。コストパフォーマンスに右に出るものなし
世界標準車だって手を抜かない。
なんと4車種を同プラットフォームで開発して、開発費を抑えて、8Rはなんとお値段たったの114万円(2024年当時)。

安い。絶対に安い。

素人には現車見てもどこをコストカットしたのか分かんないです。クルコンか、クルコン非装備がコストカットなのかっ?! 今となっては必要とは思ってないけど!
その他
故障経験 ODO13738km現在、特にないです。
消耗品はオイル交換を5回、オイルフィルター交換を3回、プラグ交換1回

タイヤは10,540kmで替えました
まだ溝は残ってましたが真ん中だけ偏摩耗してたので早めに交換
ブログ一覧 | クルマレビュー
Posted at 2025/01/05 18:56:02

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