キャリパーオーバーホール(フロント)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
DIYでキャリパーオーバーホールします。
フロント側で引きずりの初期症状?
・ジャッキアップ中でもホイールが回せない
・走行後、ブレーキをあまり使っていないにも関わらずホイールが熱い
記録簿では最低5年は分解整備されてません。
2
いつもはスマホで確認しながら作業してますが、ブレーキフルードを扱うので整備解説書をコンビニプリントして作業。
汚い手でベラベラめくれるしサイズも大きいので使いやすい。
3
キャリパーシールキットは中国製。約¥2,000。
汎用品だから安いようで、懐かしい三菱車の名前がズラリ並んでます。
モノタロウで自動車部品検索を使うとピットワークの国産品が¥3,300程度で売られているのでそっちがオススメ。
ワッシャーは2010年にモデルチェンジし、部品販売で聞いたところ銅からアルミに変わったとか。
外形と値段は一緒なのでアルミ製をチョイス。
純アルミは腐食に強いとか?
4
手始めにブレーキホースのバンジョーを外します。
フルードがボタボタ垂れてくるので、モノタロウのラインストッパーを使用。
5
スライドピンを外してキャリパーサポートをはぎ取り。
上下でピンが違うので注意。
上側ピンのブッシュはキットに交換部品があります。
6
ピストン。何かはみ出て固まってる?
7
ピストンを外していきます。
かなり固い印象だったので予め潤滑剤を吹き込んでおきます。
ラスペネが高すぎるので代わりに導入した潤滑剤。値段も効きもそれなり。使いやすい。
8
自転車用の空気入れが全然ダメだったので、普段タイヤの空気入れに使ってる12V用コンプレッサー。¥3,300。
100V接続アダプターを介して家庭用コンセントで使ってます。
9
2ポットは片側だけ動きやすいようで、動きにくい方を先に出すためにAmazonの激安ピストン戻し(¥1,000)で押さえます。
いきなり飛び出ると危ないのでゴムハンマーの柄を押さえに使用。
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ある程度出てきたらゴムハン柄で固定し、もう片方もバランスよく出していきます。
これ、読んでると簡単そうに見えますが固着が凄まじく、大量にエアーを使ってコンプレッサーが熱くなってます。
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ブーツ、ピストン、シール、Cリングを外しました。
この辺はYoutubeとかでキャリパーオーバーホールの動画が結構でてるので参考にします。
12
ピストンシールをはめ込んだたらピストンとキャリパーサポート内部にブレーキフルードを塗りたくります。
整備解説書ではピストンシールに「特殊グリスが塗布されている」記述がありますが、ないです。
作業者によってシリコングリスだったりラバーグリスだったり塗るものが違うようで、めんどくさいのでブレーキフルード塗っておきました。
たしかピストン挿入時の潤滑が目的なのであんまり重要ではなさそう。
変にブレーキフルードと混じっても嫌だし。
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ピストンは手で組付けられません。
激安ピストン戻しで奥まで差し込んだらグリースを塗ってブーツをはめ込み、Cリングで固定。
このCリングが微妙に難しい。
マイナスドライバーだとブーツを破きかねないので、シールピックツールでつついて組付け。
キャリパー組付けの写真は撮ってないですが、スライドピンは曙ブレーキの動画を1ミリくらい思い出しながら組付け。
https://youtu.be/seAzy9SOAag?si=_cJvlW_T-4L49P_l
そういえばこのキャリパーも曙ブレーキ製だっけ。
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エア抜きはストレートのブレーキブリーダーを使用。
工具は8mmメガネ。
最初の方はワンウェイバルブまでフルードを満たさないとダメそうなので多めに踏んどきましょう。
基本はゆっくり踏み込み→ゆっくり戻しを3回で作業しました。
エア抜き順は 左後→右前→右後→左前 のX型配管。
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スマホスタンドを工具箱の上に置いて、動画撮影。
エアの抜ける様子を確認します。
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エア抜きの合間にブレーキリザーブタンクを確認し、減ったら追加します。
フォルティスRAはタワーバーが妨害してくるので、シリンジをつかってフルードを補給。
塗装面にまき散らしたくないので段ボールを乗せてカバーしながら作業。
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ちなみにフルードはコレ。¥900。
1/3も使わなかった。
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