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TIG溶接が非常に難易度が高いので溶接しやすい固定治具を製作することにした。何事も段取りがしっかりできれば後はスムーズにいきます。



今までは小型バイスで固定していましたが、長物とかは上手く固定できないので丸棒が固定しやすいようにワニ口を支柱で伸ばして固定した。



他に用事があったのでここまでで終了です。

前回製作したボンネットバーのさらなる軽量化の為にボンネットを固定する部分のプレートを改良することにした。しかし、大幅な軽量化は期待できないのでグラム単位の減量となるはずである。どちらかというとデザインを変更したのみ。
しかしながら小さなプレートであるがからこれだけで約3時間程度かかりました。材質が３ｍｍ厚のチタン64合金(Ti6AL-4V)ですから、機械加工より仕上げのヤスリがけの作業がほとんどでした。

前回ピュアチタン・JB74バッテリー固定ロッドを製作したので、いよいよ今回はバッテリー抑え金具を製作する事にしました。
固定ロッドは引張応力に耐えれればよかったのですが、抑え金具は曲げ応力がかかるので材料としては純チタンではなくてチタン合金を使用することにします。
しかも板厚は３ｍｍを使用して平板では強度が弱いので溶接構造で3枚の板を組み合わせた形状にします。


合計5枚のプレートを高速カッターで切り出してフライス盤で面取り加工しました。



上下のプレートはチタン合金厚み３ｍｍで中段は純チタン0.8ｍｍでバッテリーの角に配置する補助プレートです。



M6ナットで固定する部分のプレートを非対称8角形に面取りをしてφ7ｍｍの穴を開けました。



両端の固定部とブリッジ構造部のプレートを穴あけして多少軽量化してTIG溶接にて結合しました。

質量は71ｇと予想以上に重くなったものの純正が97ｇなのでやや軽量化は出来ました。その差26ｇしか軽量化が達成できなかったのは純正品の設計が素晴らしすぎるのです。




最後に取り付けて完成です。



M6ナットも64チタンのおしゃれ品を使用しました。



何時もながら表面は軽く熱処理をしています。



最後までご覧くださりありがとうございました。

結構前からブレーキング時にジャダーが出てハンドルを取られる事象が発生していました。ホイールとタイヤを新品に交換したらかなり低減したのですがそれでも多少ジャダーが残っていました。
それで今回、ブレーキローターの歪みの確認を兼ねた切削を汎用旋盤にて行いました。
新品のローターを購入したほうが手っ取り早いのかもしれませんが、修正で治れば余分な出費も抑えられます。

まずは外側面の切削。



次に内側の切削でチャッキング方向を変えます。



ホイール取り付け部も経年劣化でかなり錆が出ていましたので、この部分も0.1ｍｍ程ですが切削して綺麗な面を出しました。





結果としてローターはの歪等は無く単体では何ら問題はありませんでした。車両に装着して80キロからフルブレーキングしてもジャダーの発生しなくなりました。
余談ですが、ABSは無いほうが最高に気持ちが良いです。

このパーツをカスタムするユーザーは皆無だと思いますが、ボンネットバーの製作のついでに製作しました。

純正のロッドの外径は5.35ｍｍでネジ部はＭ６なのでネジ部外径は5.85ｍｍと特殊な製作方法をしています。ボンネットバーと同じ材料を使用しますので外径6.0ｍｍの純チタン丸棒をネジ部分30ｍｍほど5.85ｍｍに切削します。そしてダイスでネジを造ります。純チタンなので加工性はそれほど悪くなくて、いけます。
チタン合金だと特殊なダイスでないと切削できないので難易度は急上昇します。



純正と製作したものの比較がこちら、上が純チタンのロッドです。曲げはバイスに固定してハンマーでたたいて曲げました。最小Rが違うのはバイスを使用しているからです。



外径とR部は純正よりやや大きくなりました。

質量の比較です、まずは純正ロッドから。


次に純チタンロッドです、外径が太いのでチタンにしてはやや重めとなりました。
焼き入れは何時ものようにバーナーで軽く炙りました。



取り付けた状態はこちらで、正直全く目立たないです。





次はバッテリーの上のプレートでしょうかね？形状が複雑なので難易度は高いですね。