
2018年の12月中旬、僕が台湾に帰省して正月を過ごした。
旅を出る前に、友人の友人(同じ台湾人の女性)が、
「用があるから車を貸してもらっていい?」と聞かれ、
まぁ同じ国の人なら助けあげないはずもないから応じてしまった。
鍵を渡すときに再三でFR車のクセを説明もしておいたが・・・
12月25日、台湾での友達とのクリスマスパーティーに行く途中、
台北MRTのホームでいきなりスマホのLINE着信が来た。
車を借りた方からの電話だ、体がゾッと悪い予感を感じながら
通話を出た....
「あのさ~ごめんね、事故してしまった・・・」としょんぼりしたトーン。
僕「え?事故?ケガは?」
女「体は大丈夫なはずなんだけど、車が・・」
僕「損傷はどれほど?」
女「エアバッグが開いた、外は緑の水も漏れている」
僕「はっ?間違ってない?エアバッグだよ?写メ送ってもらっていい?」

僕「・・・エ"・・アッ"・・・ハァ...」
この時、電車がホームに入線したけど、もう乗る気が無くなってしまった。
深呼吸して、ホームのベンチに座って、通話を続ける。
僕「他に巻き込まれた車がいないよね?なら対応のやり方かわる?」
女「わかんない・・」
僕「助手席のドアのポケットにビニールファイル入れがある、その中に
○○保険会社の紙があるはず、自賠責のヤツではないよ、大きい紙」
女「ありました、下にレスキューの電話番号をすること?」
僕「それだ、日本語で電話しゃべれる?」
女「なんとなく出来るはず」
僕「なら頼むぞ、後ほど修理工場の住所をLINEで送るから、レッカー来たらそっちまで運んで、続きは僕が沖縄戻ったら対応しよう。
一応明日ね、整体行ったほうが良いよ、エアバッグ開けた且つ前部あれほどの凹みは絶対脊椎骨盤がやられたはずだから、早めに治療受けようね」
・・・僕は女性に優しい、まぁ台湾人みんなほぼこんな感じかな(笑)
美味しい料理を味も感じない食事会の最中、またLINE着信が来た。
あの女性からの着信だけど、出た声は修理工場の師匠だ。
師匠「あ~あ、こりゃ、全損だよ、やべぇよ・・・」
僕「本当に修理できない?」(台湾ではこれほど一応修理できるはず)
師匠「日本の人件費、あとこれは軽自動車、修理はいけるけどコスパ的には無理っすね、30万超えるぞ、同じヤツ買い換えたほうが得だよ」
僕「年明け沖縄戻るから、この間車を場内に置いてもいい?詳しくはそれから聞きますから、そして彼女の請求額の参考する為に見積もりもお願いします」
師匠「あいよ、お待ちしておりま~す」
--------------クリパーの日のクリッパー、悲惨すぎる。
・・・一旦この件を置いておいて、母国のことを楽しもう。
(後編に続く)
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2023/12/08 10:16:01