USBケーブルの別電源加工
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
SMSLのDDCがバスパワーのみなのでセルフパワーにするべくケーブルを改造。
エレコムのオーディオ用USBケーブルAtoBタイプを切断して両端のコネクタを新たに取付け。
プレーヤーは現行ウォークマンなのでタイプC。
DDCもタイプCなので部品入手を含め少し難易度の高い作業になります。
コネクタはオヤイデとマルツで購入。
結果的にはコネクタは全てオヤイデで電源分岐側のカバーだけマルツの金属ケースを使用した。
2
まずはDAP側のコネクタ取付け。
コネクタはOTGホスト用の5.1KΩレジスタのもの。
電源分離にするので赤線はカットしてV+は接続しません。
D+、D-、Gの3本にシールドの4本だけハンダ付け。
シールドはG端子パッドが裏側にもあるのでこちらに取付け。
コネクタが予備ハンダ済みなので電子工作に慣れている人なら簡単です。
ただし端子同士が近いので適当なコテで慣れていない人が作業するとブリッジしてしまうかもしれません。
慣れていてもハンダしたあとはちゃんとテスターを当てましょう。
幸い自分は余裕の一発 OKでした。
3
付属のプラカバーをはめて完成なのですが嵌め合いがなく位置も固定されません。
またケーブルをクランプする機構もないため、2液のエポキシ接着剤を内部に隙間なく充填するように接着しました。
これで充分な強度が出ると思います。
4
次にDDC側のコネクタを取付けていきます。
まずは端末加工しますがこちらはマルツで買ったコネクタに付属していた金属カバーを使うことにします。
このカバーにはクランプが付いているので少し多めに皮膜を剥いてクランプする部分に導電性の銅箔テープを巻いておきます。
5
コネクタはオヤイデの56KΩ通常タイプ。
こちらもUSBは3本のみ接続で別に電源用の平行ケーブルを割込ませてハンダ付けします。
本数が増えるので多少面倒ですが、うまくケーブルを纏めて丁寧な作業すればそれほど難しくはありません。
テスターを当ててこちらも一発 OKでした。
6
こちらはクランプ付きの金属カバーを嵌めますが、念のため端子部分にUVレジンを充填して硬化させます。
7
UVレジンで固めたら金属カバーを嵌めてクランプをカシメます。
8
ヨンイチチューブ(内面ホットメルト接着剤付き)を被せて収縮させたら完成。
電源線には3.4-1.4のDCジャックを取付けて、先にDoukAudioのDDC用に設置したデコデコのコネクタがそのまま挿せるようにしてあります。
早速SMSLのDDCに繋いで視聴すると問題なく動作します。
エンジンを切るとDDCの電源が落ちるのでDAPの再生も停止します。
肝心な音質は…別電源としたことで結構良くなりました。
薄いベールが剥がれたように一層クリアになって鳴り方も全体的にエネルギッシュというか元気に感じられます。
バスパワーで手持ちUSBケーブルを色々試した時に結構違うなと感じましたので、別のUSBケーブルなんかも試してみたくなりました。
毎回ケーブル加工をしてはいられないので、後日同じような方法で別電源アダプタみたいなものを作成して既製のオーディオ用USBケーブルの比較みたいなことをしてみました。
アダプタの作成とUSBケーブルの比較結果は後ほど。
今回のケーブルでも充分高音質で、比べない限り余裕で満足出来るレベルなのですが…比べてしまった以上しょうがない(笑)。
せっかく作ったケーブルではありますが、早々にお蔵入りと相成りました。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( DDC の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク