2024年07月10日
セルシオの魔力
中古車サイトに300万近い価格で30後期のセルシオが出ています。
走行距離は僅か1.9万キロで車高調を組んだeRのプレミアムシルバー(プロテクションフィルム施工済)。内装はeRとしてはかなりレアなベージュでオプションのベンチレーター付き。いいっすねぇ。
恐らくずっとガレージ内で大切に保管されていたのでしょう、実車を見るまでもなく程度の良さが画面越しに伝わります。素直に欲しい。イマドキの新車に300万払うなら、私は絶対にこのセルシオを選びます。(多分価値も落ちない)
実は以前30後期セルシオを所有していしました。C仕様のエアサスなので正しくは31後期ですね。
恐らくこのセルシオと同じくらい程度が良く、自分でトムス仕様にしてお金をかけて綺麗に乗っていました。
おかげで高く売れました、なんて話は置いておいて、乗り始めて2ヶ月くらいで飽きて来た記憶があります。
なぜかって?まぁつまらん。面白味を求めるクルマじゃないよ、なんて指摘は置いておいて、ひたすらに運転していて面白くないクルマでした。
見た目ほどの剛性のない母屋を柔めのエアサスが支えるのでコーナーは踏めないし、5mクラスのFRセダンの割に圧倒的な直進安定性があるわけでもないので速度によっては不安になるシーンも多々あり、、ドライバーから運転しているという感覚を奪ってくるような乗り味でした。タワーバーとかブレースなど、メリハリが付きそうなアフターパーツは色々と入れてみましたがダメでした。寧ろバランスを崩したかも?
あとは巷で言われる程の「イイモノ感」、すなわちお金かかってる感をあまり感じ取れなかった。
例えばドアポケットの内側が起毛処理されていなかったり、内外装のパネルもチリも甘いし、インテリアセレクション自慢のセミアニリンレザーの質感も微妙で何より大型セダンとしてはシートが小さいので長距離乗る時はリラックスできません。今乗っているF10のシートより全然小さいです。
トータルで見ればやっぱり20後期の方がコストはかかっているように感じましたね。ダッシュボードの質感しかり。
あ、でも3コートのシルバーパールの塗装は良かったです。デントリペア屋さんも分厚いパネルだなぁと呟いていました。
結論セルシオって微妙なの?となりそうですが、それは私がクルマに期待する要素をたまたまセルシオが持っていなかっただけで、絶対的には良いクルマです。
何よりこの雰囲気が良いです。いつどこでどの角度から見ても、、独特な雰囲気があります。
ステレオタイプに惑わされずとも、持っている雰囲気はとにかく圧倒的です。だから見ると欲しくなる。かっこいいんです。
後は個人的にはバネサスに乗って正当な評価をしたいという思いもありますね。エアサスとは動きも全く違うでしょうから。
もうCクーペ売っ払って買っちゃうか?
セルシオは長距離移動よりも寧ろ短距離お買い物カーにして、古き良きトヨタセダンを味わいたい。
でも奥様が運転できないだろうし、そもそもこんなチン⚪︎ラみたいな印象が付いてしまった車は絶対に嫌がるだろうなぁ。。。(今となってはそんなに大きな車でもないですけどね)
全く好みでない乗り味のクルマでかつ所有したこともあるのに真剣に買い戻しを考えてしまうあたり、やっぱり良い車なんでしょうし、私の中で少なからず未練があるのでしょう。
不思議なクルマです。多分40LSもこんなクルマなんだろうなぁ、乗ったことないけど。
そういえばこの個体、BBSの20インチ履いてるけど、履きこなせるのかなぁ。。
個人的には18インチ位にとどめてPS5を履かせたいですが、タイヤがフェンダーに被らない位にまで程良く下げた20インチのLMは、、、眼福です。
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2024/07/10 22:56:06
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