RAV4標準ナビNSZT-Y68Tの制限解除
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
純正のナビNSZT-Y68Tは、Pレンジ以外はTVの音声のみになり、走行中はナビの詳細な設定が無効になる。
TVはともかく、ナビの操作をチョット行いたい時がある(同乗者)
この安全機能を一時的に無効にしてしまおうというのが今回の”カスタム”である。
早い話5Pコネクターの1番と4番ピンをボディーアースするのが正解のようです。
2
ナビを外す行程、目的のコネクターの位置は”みんカラ”諸先輩の記事により容易に到達できました、ありがとうございます!!
ところでこの車両信号コネクター、RAV4用の電子技術マニュアルに載っていないので、信号の挙動が解らず気になったので調べて見た、ちなみに同じ信号は、ナビ側の28Pのコネクターにも収容されている。
速度検出やブレーキに関わる重要な回路が繋がっているので、システムのに不具合を起こすと走行不能になるので注意して作業したい。
コネクターを外した状態では信号が取れないのでナビ電源ONで測定した。
3
パーキングブレーキを掛けた状態、約0V(負論理)
線路の抵抗で完全に0Vにはならない。
電流を測った筈が記録が飛んでしまったが何も考えずボディーアースに落としても安全であると判断した。
4
パーキングブレーキが掛かっていない状態、約3.2V
以前に乗っていたアリオン純正ナビはそのまま12Vだったのと違い、ナビ内部の判定回路にぶら下がっているようだ。
車速信号は安全に測れなかったが、停止時約3V走行すると速度に応じて0Vのパルスになるように設計するはず(負論理)
5
実際のコネクターに刻印のピン番号を水平に見たら本体に接続されている状態とは逆さになっている。
4番ピン(テストモード)をボディーアースするだけでスイッチ切替は要らない模様で、先ずこちらをやるべきでした、昔のアリオンの純正ナビの時車速パルスが入ると、テストモードが効かなかったので面倒な方向へ走ってしまいました。
以下ムダな作業w
6
RAV4純正風スイッチで車速信号をスイッチします。
Y!ショッピングで購入しました、説明書は解りやすいです。
白色コネクターに印字されているピン番号と説明書に記載されている番号は順番が逆になっていますが、線の色と順番だけで判断できるので問題ありません。
既出記事:RAV4など用純正風スイッチ
7
スイッチの取説の回路のままでは、今回はワーキングライトの点灯が出来ないので簡単な回路を追加します。
車速信号をスイッチをしますので、万が一トラブっても走行システムに影響を与えないようにリレーを使い電気的に切り離しました。
基板に部品を実装したら、半田面にプラ板を入れて20φの熱収縮チューブを架けて絶縁します。
使用コネクター
純正風スイッチ側 JST H6P-SHF-AA
インターフェース側 JST BS6P-SHF-1AA,B5B-XH-A
既出記事:RAV4など用純正風スイッチ
8
今回使ったキーデバイスのリレー
オムロン社製 G5V-1 12V
1回路の物です、ワーキングライトの付き方を反転したい場合2回路の物を使うと良いです。
9
リレー駆動の為のACCとイルミ電源をそれぞれのピンから分岐して取り出します。
分岐には余分な長さが無いのでエーモン配線コネクターの方が良いです。
分岐に使用したコネクターと配線材料
エーモン配線コネクター3334
エーモン配線チューブ 1115
閉端接続子JST CE2
耐熱電子ワイヤー 協和3265 AWG22
10
リレー仕様のスイッチングインターフェースへは、専用圧着工具でコネクターを作り接続します。
ナビからの配線側 JST XHP-5
圧着工具 エンジニア PA-21
11
これで無事TVとナビ操作の制限を解除できました、もっと早くTESTモードを試すべきでした!
今回部品購入にかかった費用は、リレー約300円、配線チューブ約300円、純正風スイッチ約1200円クーポン使用(定価4700円)でした、殆ど手持ちの工具と部品で賄えましたが、このために新規に工具や部品を買うなら制限キャンセルキットを購入するかデキる人や会社に依頼した方が良いでしょう。
工具は良い物を揃えてしまえば、ずっと使えるので妥協せず品質の良い物を揃える方が長期的使うならお得かとおもいます。
参考までにスイッチインターフェースの回路図です。
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