唐子焼煎茶セット(LEMONDオリジナル)
投稿日 : 2010年08月22日
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今まで集めてきた三川内焼きの器で唐子の煎茶セットを作りました。
茶びつはもとは煎餅のはいっていたアルミ缶。妙にマッチしていると思いませんか
(ただの自己満足か)
湯飲みは「平戸雅松」
急須は 「平戸嘉久正」
茶卓は 「なかよし唐子」
(コースターですが何か?)
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小ぶりな煎茶用の湯飲みに
7人の唐子が松林で蝶と戯れる、「伝統的な唐子絵」。
湯飲みの円形に描かれた唐子達は呉須の藍一色ながら濃淡(ダミ)の技法も相まって今にも飛び出してきそうで、立体的に迫って来ます。
平戸焼(藩窯)からの伝統を今に伝えるのに多大な功績を残した昭和の名陶唐子絵一筋「平戸雅松」らしい活き活きとした作品です。(残念ながら正統な後継者はなし)
僕が最も愛する唐子絵作家であります。
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急須は「平戸嘉久正」
現在も平戸焼伝統の上手物の染付を手がける窯元です。
平戸雅松さんの唐子と比べると分かるとおり、現在の唐子絵は各窯元によって輪郭や表情は異なり、自分の気に入った唐子絵を探すのは楽しいものです。
嘉久正さんの唐子絵は伝統を大切にしながら、愛くるしい”まるみ”をおびた唐子が人気の「平戸松山」とは対照的に精悍な印象を受けます。
この急須は長崎県(佐世保)名産の”世知原茶”を美味しく飲むために開発された急須で世知原茶とのセット販売も行っています。
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茶卓(コースター)は白泉陶器の浅井さんが独自に展開する
「なかよし唐子」
男女を同列に扱ったトコロやアニメチックな作風が現代的ですが、その表情やしぐさからは伝統から生まれた作品であることが伺いしれます。
唐子絵には多くの模倣品も存在しますが、これはこれで独自のブランド展開する価値があると思います。また作者の浅井さん自身も温和な方でこれからの活躍を応援したくなる存在です。
焼物に描くより布に描くほうが表面がザラツイテいるぶん難しいそうです。
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5人分並べてみました。
当家にお越しの方にはこのセットでおもてなしさせて頂きます。
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ウチでは普段使いも来客用も区別はないので、当然日常にも使います。注がれている湯飲みの唐子達が一層喜んで見えるのは三川内馬鹿のワタシだけ?
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”最後の一滴まで出し切る!”
煎茶を楽しむ時、これ大事!
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茶葉は「世知原」といいたいところですが
銘産地、静岡県牧之原の”やぶきた茶”。
色は濃くなく爽やかさを感じさせ、香りは強くはないが上品につきぬける。くちに運ぶとほのかな渋味に際立つ甘み。
九州のお茶では八女茶が好みですが、それを上回る味わい。お茶のセレクトには妻に脱帽です。
器といいお茶といい、ソコここの風土にあった様々な銘品が各地に散らばる日本。あなたも好みのお茶と器を探してみませんか!
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