ナチュラルってこういう事かい？

大風や台風の後は海に行きます。
流木を拾うためです。
色々な物に流木を使ってるんですが、今度はベッドが作りたいんです。
根気良く通って材料を吟味しなければなりませんが、別に急ぐ訳でもないので、のんびりと探しています。
そんな流木を探していると、たまに変わった物に出会えます。
ボッコボコにヘコんだアルミのケータリングトレイだったり、観たことも無い様な形の瓶だったり。
瓶は割れている事が多いので持って来ませんでしたが、アルミのトレイは拾って来て、叩いて、物が入る様に直して車に積んでます。
そんな時、たまに動物の骨が落ちている事があるんです。
本当に骨です。何の骨かはわかりませんが、面白いので拾ってくるんです。

うちには服や革などを煮る鍋が有りまして、そこに骨を入れて何時間も煮ます。
こうやって油抜きをしないと油が酸化して、骨らしい白さを保てないのです。
煮ないで、酸化させるのも趣深いですけどね♪

そんなこんなでひとしきり煮た骨を会社の休憩時間に加工して、ネックレスのパーツを作りました。
なるべく嘘の無い形で、自然な形にしたかったので、切り出すよりも割り出す事にしました。
削り過ぎない様にも気をつけなくてはなりません。
あまりにも作為的だと風合いが損なわれますからね。
そんなパーツがこちらです。
新しくネックレスを組むか、既存のネックレスに加えるかが悩ましい所です。

これを作っていた時に、会社の人が通り掛かって、作業風景を見ながら一言。
「…ワイルドすぎる。」
そう言い残して去って行きました（笑）