H56的最強HID化.序曲編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
今回の整備手帳から3つの弄りが同時進行になるのでアップ順がランダムになります。
今回はHID化に際してのバラストの取付を行います。
さて、今回の施工の要となる左右のフェンダーを外しま~す。
フェンダー外すと中は堆積した埃等でどえらく汚いので軽く洗車してウエスで拭き取ったらいよいよ作業開始!
その前に軽く深呼吸して・・・
次に己の頭の中にある抑え込まれてたアホアホリミッターを解放しま~す。
リミッター解放後は自分の頭の中で描いたしょぼい弄りを既成概念に縛られずに形にするぜ。
んじゃ、いきまひょ~!
2
HIDバラストを投入する場所はここです。
この場所はBB4プレリュードへのHID投入整備手帳でもお馴染みの場所ですがパジェロミニのプレス造形の複雑さはプレリュードのそれを軽く上回ります。
普通はこのような場所にバラストを仕込もうとは思われないかも知れませんが‥逆にこのプレス面ですら己の野望達成の為に利用してやります。
意外にもフェンダー内部は水の侵入が少ない場所です。
あと、ここに搭載する事によってバラスト付近の温度を下げたいのも理由の一つにありまして。
パジェロミニのターボ車はエンジンルーム内の熱がハンパないです。
特に熱くなるのがタービンがある左側。
ここで最高に熱くなるのがタービンと対面する左側ショックマウント側面付近。
走行後に確認すると夏場はとてもじゃないけど素手で触れない位に熱されてます。
悲しいかな‥このマウントより後方はどこも熱の抜けが悪く一番奥に鎮座するキャニスターですら夏場はグツグツ熱された茶釜のような熱を帯びてます。
パジェロミニのターボ車は補機類の左側樹脂部品の劣化が右側に比べて著しいのは経年劣化よりもタービンからの熱害を絶えず受けてるのが原因だと思われます。
とにかく左側へのバラスト投入は場所を慎重に選ばないとバラストの寿命を縮める事になりかねない為自分はここにします。
3
いきなり完成~!
たまキチ伝統のHIDバラストブリッジ工法。
M6ネジと7パイのステンレスパイプを利用しシャフトブリッジを作り車体に穴を開けナットで固定する施工方法です。
前回のプレの時はM5ネジと6パイのステンパイプでしたが今回は強度を兼ねてアップグレード化。
コイツで車体側へ強固に固定します。
ガチガチに固定してある為にバラスト握って体重掛け上下するとパジェロミニのフロントショックを揺らせます(笑)。
難点は‥
各パイプ全て長さが違う為にサンダーでチマチマ削り合わせフィッテイングさせるのでとんでもなく時間が掛かる事!(爆)
いくら熱伝導率の悪いステンレスといえど‥軍手しながらの作業ですらどえらく熱ーいッ!
複雑なプレス曲面に沿うようにパイプに斜め&えぐりを入れたりしてプレス側と融合化します。
勿論、プレス裏面側もそのままではナットがプレス面に当たらないので曲面に合わせ膨らみを持たせたパイプをチマチマ削り出してスペーサーを作ったり‥作業?
いや‥とにかく指先がどえらく熱い《内職》ですな。
このブリッジスタイルの施工ヒントは某未確認飛行物体の脚やアポロ月面着陸船がベースにあります。(見たまんま)
あ、少々アッザムも入ってますけど‥(笑)
手間はかかりますが‥どんな複雑なプレス面であろうがバラストを《着陸》させる事が可能!
パジェロミニの弄りに元祖モビルアーマーですらネタにしちゃる~。
&各ブリッジの長さが不均等な為に共震防止にも役に立ってまっせ!
4
ブリッジ工法の特徴は三本のブリッジ以外は車体側とバラスト側とは一切接して無い事。
万が一、水の侵入を許したとしてもバラスト本体の水はけがすこぶる良いです。
その為バラストへのコーキング塗布等の防水処理は行いません。
BB4プレである程度のデータは得てるので‥もし、ここが水没するような水位を通過するならエアクリから大量の水吸ってコンロッドは[く]の字になるでしょう。
「このバラスト逝く時ゃ~同じくエンジンも逝くわな!ガハハッ」
因みにステンパイプに鉄ネジの組み合わせにかなり違和感を感じられる方もいらっしゃるかと思いますが‥何か特別な意味はなく単に施工主のお財布の都合っす~。
M6ネジ1本27円(鉄)と1本114円(ステンレス)‥
左右で6本使うならその差額は貧乏人にはバカにならん‥。
ってな訳でセレブなステンに対してユニクロメッキの根性みせたれ!
5
どうせやるならがぜん垂直にも拘れーッ!
バラストを固定するのに垂直に拘る意味があるorないに関わらず自分の描く理想がそうなら熱さに耐えながらチマチマとミリ単位で摺り合わせて行きます。
人によってはバラスト固定するのにテキトーに施工すれば良いと思うかも知れません。
でもね、
俺ぁ~ハリボテ作ってんじゃない!
毎度しょぼい弄りばかりしてるけど適当って言葉や施工はあまり好きではないです。
適当な施工は所詮《テキトー》なんよね‥。
設備もなければ資材や道具も乏しい‥おまけに資金もない‥
でも、何かを持ってない事を嘆いたり適当な施工で誤魔化したりする位なら今ある物で試行錯誤しながら何かを作り出す志し?だけは高く持ちたいよなぁ。(全くセンスないけど‥)
しかし今回の拘りはあぢぃ‥
6
完成後にタイヤハウスのインナーカバーを取り付けてみると・・。
くッ‥
バラスト本体は収まるがバラスト電源用コネクター部の差込後のクリアランス見ておくの忘れた‥
超凡ミスで《やり直し》決定!
取付位置が変わるとパイプ長は全く使えないので
ノォォォォッ~
またチマチマと内職のお時間で~す・・・(T_T)
固定位置変更で使わなくなった貫通穴はプッシュマウントを使い配線保持用に再利用します。純正と同じ前部にある穴を通るのはノイズシールドを施されたバルブ用配線だけでバラスト用電源はウオッシャータンク下付近から他の配線と共に通す予定。
しかし
こんな凡ミスやらかすユルい自分も嫌いではない‥いゃ、好きかも~(爆)
7
お次は右側!
左側に比べて右側はウオッシャータンクが無いので内部も少しスッキリした印象があります。
もう先程のような凡ミスはせんぞと心に誓いインナーカバーを装着したまま作業開始!
作業のコツは左側で掴んだから早い筈!
またチマチマ内職…
軍手は溶けるし指先熱いし…
小さいパイプになるともうちょっとで削れるって場面に限ってサンダーの刃に弾かれパイプは地対空ミサイルのようにどこぞに射出され消息不明…。
心折れそうになりながらまたチマチマ…
「クッ…熱いがもうちょっとだけ角を削れば完成‥」
「アカン‥もうパイプが熱すぎて手では保持してられん‥ラジペンで」
ピーン!
「アッ…」
‥
ごらぁ~!
そもそも歯科技工士さんみたいな作業をサンダーのみでやろうってのが間違いなのかも知れんが
まぁ無い物ねだっても仕方ないので気を取り直してまたやり直し…
う~ん‥本日の遊びはどこまでも指先がツラい!
8
あと一歩の所で数回弾かれましたが左側より数倍早く完成~!
ただ、左側と全く同じっての施工っても面白くないので今回はちょっぴり上部シャフトが車体側に向かって下がるように勾配をつけてみました。
これはもし車体を伝った水がバラスト側へ伝いにくい配慮(のつもり)です(笑)
右側はHIDの制御系を集中させる予定なので配線処理が大変なのですがまたそれは以後の整備手帳で・・・
最後になりましたが今回の整備手帳はただ《バラスト付けただけ》です。
??と思われるかも知れませんが
我が家のパジェロミニ(ボロ)をHID化するのに電子部品であるバラストをタービンの熱害から少しでも守ってやる他にエンジンルームからバラストの存在自体を消し去る事も重要性で言えば同比率でしなければいけない事でした。
だから序曲(笑)
ってか、最強HIDって何よ?
すみません…偉そうにH56的最強HIDと命名しておりますが‥
資金難に喘ぐ輩が湯水のように金注ぎ込むセレブリティなHIDなんぞ組める訳もなく
ふと思いついたアイデアや応用技を駆使してHIDを単体で見るのではなく《システム全体》として捉える事でしょぼいながらもH56最強となるHIDです。
テーマは
《遊び心を忘れず!基本ユルく!やる時は楽しく!第三者の安全も配慮に!》です。
あ、フェンダー外してるのでオートアンテナとサンルーフのドレン施工を急がねば日が暮れちまうーッ!
次回整備手帳はオートアンテナをパジェロミニに実装編の予定
おしまい
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