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2012年01月29日

スノーモード インプレッション

スノーモード インプレッション 雪が降って積雪・圧雪路になってからかなりの距離を走ったので、そろそろ5th EXの目玉機能の一つである、テレインマネージメントシステムのスノーモードについてまとめてインプレッションします。



まず、スーモードは、基本的には、「ラフなアクセルワークによる発進時のスリップを防止するため、出来るだけ早めにシフトアップして必要以上にトルクを与えないようにする」という制御と、場面に応じた前後のトルク配分制御、そして、それと連携する形でのアドバンストラックシステムによるブレーキ制御を行うというものです。

初めてスノーモードにすると、まずは
「アクセルのレスポンスがすごい悪いぞっ!アクセルを深く踏み込まないとエンジンが反応をしてくれない!!」
という感覚になります。

発進時には、明らかにノーマルモードよりもはっきりとした形でトルクを後輪に100%に近い状態で配分し、動き出すと前輪にもトルクを配分していき、その間のシフトチェンジもエンジン回転数が上がらないうちにかなり早いタイミングでシフトアップしてくれます。
巡行中はほぼ前輪にのみトルクを伝え、前輪のみを駆動するという制御を行ってくれ、アクセルを踏み込んで加速しようとすると、すぐに後輪にもトルクを伝え50:50の4駆状態で必要な加速をしてくれます。
また、1輪がスリップしてトルクが抜けてしまうような場面では、ABSを作動させてスリップしているタイヤにしっかりブレーキをかけて常に安定したトルク配分を保とうとしてくれます。

圧雪路、アイスバーンのつるつる路面をこれまでかなり走りましたが、あのミラーバーンでもスノーモードの制御によって苦労することなく車を発進させることが出来ます。また、アドバンストラックシステムも何気ない日常運転の中でかなりの頻度でブレーキコントロールを行ってくれ、車の安定性を高めてくれています。
積雪路で1度スタックしてしまったのですが、最初は慌てますが、アクセルを踏み込んでいると、スリップしている車輪にブレーキが掛かり、時間はかかりますが脱出することが出来ました。

前後輪で回転差が発生してからトルクを伝える簡単な4WDシステムに比べると、最初からシチュエーションを考えてプログラムされた制御を行っているテレインマネジメントシステムは、すごいシステムです!!

今まで、発進時にスリップさせないように右足の親指で微妙に行ってきたアクセルワークやスイッチなどで切り替え選択していた駆動力配分とその選択を、コンピュータ制御で車が行ってくれるので、気を遣わずに運転することが出来てしまいます。

あまりに楽ちんなので、気がつくとメーターが60㎞/hを超えていた!ということも度々…。

今の技術力って本当にたいしたものです!

では、ほかのモードはどうなんだ?ということで、サンドモードとマッド&ラッツモードでも試してみましたが、こちらは高回転を維持して積極的にトルクを4輪に伝えていくということで、アクセル操作に対してエンジンが敏感に反応して非常にキビキビとした走りを実現してくれます。
圧雪・アイスバーンでは、やる気の運転をしようと思わない限り、このモードはちょっと使えないです…。

ノーマルモードを含めて、4つのポジションがあるテレインマネージメントシステム。
それぞれのモードには、誰にでもわかるはっきりとした制御内容の差があるので、これは意識した運転
をする場合はかなり役に立つ頼もしい存在です。

唯一苦言を呈するとすれば、モードの固定が出来ないため、エンジンキーをOFFにするとノーマルモードに戻ってしまい、運転するたびにモードを一回一回切り替えなけばならないこと…。

でも、よく考えてみると、いちいち切り替えるということによって、車任せではなく運転者の意志をそこで示す…という意味合いもあるのでは?と思っています。

ところで、5th EXは3rd EXに比べると、同じスタッドレスタイヤをはいているのに少し滑るなぁと感じています。

5th EXは前後の重量配分が前55%、後ろ45%という理想的な状態になったのですが、フロントヘビーだった3rd EXの方が雪道に関してはステアリング操作に対しての車の反応が良かったように思います。

それぞれ目指しているものが違うので、全てに万能というのはやはりなかなか難しいですね!
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Posted at 2012/01/29 16:48:54

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この記事へのコメント

2012年1月29日 21:10
事細かいインプレありがとうございました。

僕は全く技術的な事は分からず、仮にアイスバーンやスタックに遭遇しても脱出する術がありません。

でもexpのsnowモードにさえすれば脱出できるのですね?

それが分かっただけでも、万が一トラブルにあった時も冷静に対処できそうです。

ありがとうございました。
コメントへの返答
2012年1月29日 22:27
スタックからの脱出に関しては、システム的に対角線スタックになってもブレーキ制御で駆動力が抜けることを防いで、確実にトラクションを確保できる機能を備えているので、脱出できる可能性を持っているということで、100%脱出可能ではないのですが、場合によっては何とかなる能力があるということで理解しています。

脱出できる可能性があると思えるからこそ、少し冷静になって粘ってみることが出来て、実際に場合によっては脱出できるのだと思います。

そう思える車であるということは重要ですね。

ただ、どんなに優れた機能が備わっていても、ダメな時はダメですが…。
2012年1月30日 0:27
おじゃましてます。

EXP買おうか検討している雪山人は、このオーナーインプレッション見たいだろうなと思います。本場北海道でEXP乗ってる方の実体験は説得力高い。Fordから御礼が来るのでは!
コメントへの返答
2012年1月30日 23:18
そんな言われ方をされると何ともむずがゆいです…。

この車に惚れ込んで購入に踏み切ったので、この車にはこんな魅力があるということは、やっぱり他の人にも知ってもらいたいなぁと思っているだけです。

皆さんもそうですよね!!
2012年1月30日 9:20
人生で未だスキー未経験の私ですが、EXPオーナーになったからには挑戦せねば!
そのために今回の報告はなんと有益なことか!!

ありがとうございます!
続報も楽しみにしています。
コメントへの返答
2012年1月30日 23:28
その気持ち、まさにEXPLORER魂ですね!

5th EXは、そんな気持ちにしてくれるとっても良い車です!!

アウトドアは自分も大好きなので、冬はスキー、夏はカヌーにフィッシングに大活躍してくれる良き相棒になってくれるはずです!

これからも、気のついたことなど、書きこしていきます!!
2012年1月30日 17:45
すごい車ですねぇ。
こうなると次期エクスペディションが楽しみになります。
コメントへの返答
2012年1月30日 23:33
購入の決め手の一つに、テレインマネージメントシステムを装備しているということがあったので、期待どおりの優れた機能です、本当に!!

次期エクスペにも、当然テレインは装備されると思います。いや、されるべきです。

今の技術ってすごいですね!

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「[整備] #ラングラー TOYO OPEN COUNTRY R/T TRAILに履き替え&マッドフラップ交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/420221/car/3198250/8291209/note.aspx
何シテル?   07/06 23:37
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