フェラーリ488をフロント2way+ツイン・サブウーファーでサウンドアップ♪その2
1
ツイーター交換後の様子です。
純正ユニットより幾分大きいため、純正用の固定用ツメを活用したトレードインができません。
かといって、固定用プレートをこしらえてはめ込むようなスペースの余裕もありません。
こんなときはテープを巻いて直径を大きくして押し込むという裏技!?で対応しております。
ツイーターの出力調整のハナシなのですが、今回は(ハイパスフィルタ代わりに接続している)ネットワークに備わっている切り替えスイッチで出力を減衰させています。
第一義的にはパワーアンプが調整するのですが、ノイズ対策目的でアンプのゲインをツイーター・ウーファー両方ともかなり絞っているため、ネットワークの段階での減衰にも頼りました。
2
シート後方に移動して、パワードサブウーファーの設置状況です。
シートの後ろは(2シーターですので)いきなりカベになっています。
このカベはいわゆるバルクヘッドというのでしょうか、ミッドシップに積まれるエンジンルームとを隔てるカベでもあります。
このカベの手前にある、ほんのちょっとした床の間みたいなところが、このクルマ唯一の収納スペース(なんとグローブボックスもナシ)なのですが、それだけに他に用地もないので、ここにパワードサブウーファーを収める箱をこしらえました。
ご覧のように、左右に1基づつ収まるレイアウトで、中央部を埋めちゃうとのっぺり間延びしてしまいますので、アクセントと実用性を兼ねてポケットを設けました。
表皮はセーレン株式会社のラックススエードという材料で貼ってあります。取引のある張替え業者さんにお願いして、内装の赤に最も近い色を提供してもらいました。
撮影のフラッシュで飛び気味でわかりにくいかもしれませんが、違和感なく仕上がったように思います。
3
小物入れ使用中の図です。
せっかく作った貴重なスペースですが、あっという間に発煙筒と車検証入れ等で満席になってしまいました。
グローブボックスがないというのはこういうことなのです。収納場所がなくて困るんだよねぇ~このクルマ♪とか言ってみたいですね。
4
純正アンプの記念写真です。
場所はダッシュボードの奥。助手席のつま先当たりにあたるところです。
冒頭で触れましたように、一定の容積のある「純正デッキ」がないクルマだと、アンプはセパレート形式をとる傾向がありますが、4chにしてはチト大きいような気がします。
全モデルの458同様、488でもJBLのプレミアムオーディオの設定があるようなので、そちら用のアンプと同位置で差し替えられるように余裕のある設計になってるのかもしれません。
5
今回とりつけたアンプの設置状況です。
場所は助手席側ダッシュボードの下部です。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。外から眺めた限りでは、どうにも設置場所がなさそうに見えましたが、助手席側のアルカンタラ貼りのトリムを外してみたら、手頃な洞窟が見つかりました。
ここにアルパインの4chアンプ、KTP-600を設置しました。一つ前のコマでご覧いただいた純正アンプがこの下の方にありますので、そこから4chを入力してきて、ここから左右のドアに向かって2組づつのスピーカーケーブルが伸びていく格好になります。
6
今回は当コーナー初登場の488PISTAのサウンドアップ事例を御覧いただきました。
先代の458は屋根あり1台、屋根なし2台と、フェラーリの神様に気に入っていただけたのかもと手を合わせておりましたら、488にもご来所いただくこととなり、大変感謝しております。m(_ _)m
こういった欧州のトップクラスのスポーツカーのサウンドアッププランを複数、ご提案&施工させていただく中で、実質的な選択肢をかなり絞り込むことができたように思いますので、こちらに記しておきます。
共通した条件は、皆様お察しの通り、極端にインストールスペースが狭いということです。
①ヘッドユニット
純正のヘッドユニット(セパレートアンプ含む)のスピーカー出力から・・・
①-1小型アンプに取り込む
候補は今回のアルパインKTP-600(税込19,580円)、カロッツェリアのGM-D1400(税込16,500円)とこんなところだと思います。いずれも4chです。
①-2ブルートゥース付きハイエンドアンプ
純正デッキからの出力に加えて、ブルートゥース接続によるスマホソースも再生できて、ハンズフリー通話もできるようになるのがこちらの458で取り付けているJOYNです。
(W)178(H)25(D)120と大変コンパクトで薄いボディなのでインストール場所に困ることは有りません。
①-3【番外】DSPやりたい場合
アンプ内蔵の超小型DSPというのがあります。ちょっと値段が張りますが、ちょこちょこ売れている製品でドイツブランドMATCHのM-5DSP MK2といいます。5chアンプ内蔵で7ch分のプロセシングができて、寸法は(W)110×(H)35×(D)85と手のひらサイズ。価格は税込104,500円です。
②スピーカー
極端にマグネットの大きな一部ハイエンド製品を除けば、なんでも対応可能です。
純正のスピーカーグリルの中でベストポジションに収まるよう、バッフルを選定して取り付けて、入念デッドニングで防振します。
③パワードサブウーファー
17センチクラスのスピーカーをきちんと付けてデッドニングすれば、しっかり低域は伸びるものなのですが、エグいスポーツカーの場合かなり爆音なので、当たり前のようにサブウーファーをご希望になるお客様が多いです。
そういった場合に便利なのがパワードサブウーファーです。狭いスポーツカーでも、ポルシェはリアの平たいスペースを使えばOKですし、基本的に2シーターですので、今回の例のようにシートバックにボックスをこしらえることもできます。またこちらのボクスターのようにシート後方のフロアに立てて設置するパターンであれば、ほぼすべての車で可能です。
(ちなみにいずれのケースにおいても、左右2台設置が可能です。)
大変ざっくりで恐縮ですが、以上が室内の狭いスポーツカー向けの最小コンポーネント数で組めるオーディオシステムプランです。
エンジン・マフラーの爆音+ロープロタイヤによるロードノイズはスポーツカーの醍醐味ではありますが、それはそれとして、曲もまともに聴けるといいんだけどなぁ、というオーナー様はどうぞご相談ください♪
メールフォームはコチラです。
https://www.soundpro.jp/contact/index.php
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( デッドニング の関連コンテンツ )
関連リンク