GPSのNMEAデータをドリフトボックス、パフォーマンスボックス用vboデータに変換

NMEAデータをドリフトボックス、パフォーマンスボックスの解析ソフトで読み込むvboデータに変換する方法です。

ドリフトボックス、パフォーマンスボックスの解析ソフトはフリーでダウンロードできるので、フリーの解析環境には便利なソフトです。
ダウンロードはこちらから　⇒　こちら
PerformanceBox用のPerformanceTools、DriftBox用のDriftBox Toolsと
ソフトが別々にありますが、ソフトはどちらでもできます。

自分はPhotomate887（NMEAデータ）　⇒　vboデータに変換し、PerformanceToolsで使っています。



＜方法＞（自分が知っているのは2種類です）
１、このフリーソフトを使う　⇒　vbo_conv.exe（ページの下の方）
※高度データと衛星数が正しく変換されません（詳しくは後述）


２、このフリーソフトを使う　⇒　RaceChrono（ページの下の方にあるPC用のソフトです、windowsの場合ですが・・・）
※正しく変換されますが、ソフトの使い方がわかりにくいです・・・。



＜変換例＞
元になるNMEAデータ（GPGGA、GPRMCセンテンスが必要）
$GPGGA,052623.200,3608.988518,N,13955.209562,E,1,6,,83.809,M,,,,*26
$GPRMC,052623.200,A,3608.988518,N,13955.209562,E,0.392,225.62,010511,,,A*58

１、vbo_conv.exeの場合
135 052623.20 2168.98852 -8395.20956 0.73 225.62 0

２、RaceChronoの場合
006 052623.20 +02168.98852 -08395.20956 000.73 225.62 +0083.80


vboファイルは、スペース切りのテキストファイルとなります。
項目は左から
satellites　：　衛星数
time　：　時間(UTC)
latitude　：　緯度[分]
longitude　：　経度[分]
velocity kmh　：　速度[km/h]
heading　：　進行方向[度]
height　：　高さ[m]

NMEAのフォーマットについては割愛しますが、実は結構簡単に変換プログラムを作れてしまいます。

先ほどvbo_conv.exeは高度データと衛星数が正しく変換されません、と書きましたが
赤字部：衛星数6個のところが、135個に
ピンク部：高さ83.8mのところが、0mに
なっているのが、違いです。

⇒PerformanceTools、DriftBox Toolsで読み込むと前後G/左右Gを計算しますが、上記の変換の差がGの計算に影響することはありません。
なぜなら、高さをGの計算に使ってないからです。