
今日で特命戦隊ゴーバスターズが終わりました。
仮面ライダーと違い、長年ずっと続いているスーパー戦隊ですが、実はまともに見たことがあるのはここ最近で、最初から見ようと決めたのはこのゴーバスターズが初めてです。
と、いうのも、前作ゴーカイジャーが、今までの戦隊の集大成と呼べる作品であり、その後を継ぐうえで、どんな作品になるか興味があったからです。
ゴーカイジャーはディケイドの反省を踏まえてか、全歴代戦隊の世界観を踏襲、役者さんも出すという豪華な作品で、非常に苦労するだろうな、というのが最初の印象でした。
それを踏まえてか、これまでの戦隊とは違ったものを作ろうという意欲が良く取れた作品になったと思います。
主な変更点と言えば、
対象年齢を幼児から小学生5年生くらいに
今まで全身タイツのコスチュームからレザージャケットに。
怪人戦から撃破、その後巨大化から、怪人、巨大怪人を別物にし、ロボット戦に力を入れる
等で、対象年齢を引き上げる事により、よりシリアスな話に出来、大人の視聴にも耐える事が可能に、また見た目も、全身タイツが悪いとは言いませんが、キャラによってはお世辞にもカッコ良いとは言えない戦隊もいるので、私は賛成でした。また、怪人撃破と巨大化を分けて別々の個体に分ける事により、怪人とロボットを同時に相手する事により、状況に応じて戦う相手を変える事により話の内容を膨らませるという事に成功したと思います。
こうした変更はよかっと思うのですが、作品自体は不満もありました。
なんだかんだ言いながら、エンターさんにしてやられて、後手後手のミッション。
独断で行動してチームワークを乱しながら、結果的に持ち上げられるレッド。
レッドのロボットのみが人型の為、どうしてもロボット戦の比率が多く、特に序段レッドはロボット戦、ブルー、イエローが怪人戦という状況になりがちになってしまった事。
特にレッドは最初独断行動ばかりで、小林脚本という事もあり平成ライダー第一期張りのギスギス感で非常に不満でした。
しかし、追加戦士の陣マサトが出たあたりからギスギス感が薄れ、シリアスとギャグのバランスが良くなったと思います。
キャラクターに関しては、敵味方共に魅力的で裏方の人にもスポットが当たるのでも良かったです。
レッドは最初こそKYという印象でしたが、皆との信頼関係を築き、はっきりと物事を言うキャラにも拘らず嫌味にならず不器用ながら周囲に気を配るようになったりと1年を通してその変化を楽しむ事が出来ました。
ブルーは28歳という事で、おっさんとよくネタにされていましたが、熱暴走時の性格の変化、戦闘力の飛躍的向上もありギャップを楽しむ事が出来ました。
イエローに関しては、ブルーの過保護に少し同情したりしましたが、終盤子供を守る為に殿を任されたりと、未成年の女性ながらも活躍したのが印象的でした。
また、敵幹部のエンターさんと女幹部のエスケイプさん、人間態という事もあってか、なかなか憎めない良いキャラクターでした。
エンターさんは最初から登場し、コスプレ、中間管理職と苦労しながらも、最後までゴーバスターズを苦しめ、エスケイプさんも、終盤エンターさんにプログラムをいじられ、様々な表情を見せたのが印象的でした。
そして追加戦士の陣マサト!私は一番好きでした。演じた方は以前マジイエローとして活躍されていたそうで、ダンスが凄いう言う話は聞いていたのですがEDのダンスのキレにビックリ、あまりのキレの良さに一人だけ浮いていう状態で思わず吹き出してしまうほどでした。
どれくらい好きかというと、児童書に特別付録のDVDで活躍と聞き、年も弁えずに買ってしまうほど。
あのおちゃらけ具合から、まさかあんなことになるなんて・・・
彼はアバターという事で、何とか助かってほしかったのですが、自らを犠牲にしてレッド、世界を救い、唯一の殉職者になってしまいました。
シリアスな話とはいえ、残された相棒の樹液の事を思うと切ない終わり方でした。
また、ロボット戦も、戦力の拡充に応じて、登場ロボットを頻繁に変え、序盤とは逆にレッドが怪人戦をやったりと、序盤との対比を楽しむ事が出来ました。
また、全然関係ありませんが、玩具関係もこれまでのアイテム収集型を辞めたのも個人的には好印象でした。
シンケンジャーの秘伝ディスク、ゴセイジャーのカード、ゴーカイジャーの
ケンジャーキーレンジャーキーと言った、ライダーと同様のアイテム収集をやめ、親御さんの財布の負担を軽くしたのは良かったと思います(笑)
個人的には、不満もありましたが、ゴーカイジャーに負けない作品だったと思います。
本音を言うと、ゴーカイジャーの時、モチーフが同じ戦隊があるせいかゴーカイチェンジの際、何に変身しているのかわからない時があり、カーレンジャー回の時、間違って他の車の戦隊に変身してツッコミを受けていた事を考えると、たまには大きく変化させるというのも決して悪くないと思います。
次回作は再び以前の路線に戻るようで、仮面ライダーWの脚本の方が担当されるようで視聴しようか迷っています。
スタッフの方々にお疲れ様と言いたいところですが、今後Vシネマもあるそうで、そちらも頑張ってもらいたいものです。
ブログ一覧 |
日記 | 日記
Posted at
2013/02/10 23:21:18