昨日父の友人、今日は叔父夫婦が支援物資を持って励ましに来てくれました。
私の所だけではなく震災以来、たくさんの方が沿岸の親族、知人の支援、捜索に来ていると思いますが、ここ最近事故も多いので、注意してほしいと思う事が数点あります。
まず道路状況。
被災以来、大分がれきの撤去が進み、歩道も確保している所もありますが、未だ多くの場所が手つかず、また舗装がこわれグラベルの場所も決して少なくなく、歩行者が道路を歩く状況、さらに場所によっては車1台しか通れない為に、端に寄らなければならなく、それでがれきを踏んでパンクする事もあります。
さらに地震で道路が歪んで段差が酷く、車高が低い車には大変な場所もあります。
そして、渋滞とそれが原因であろう事故。
まず、震災で街が壊滅した為、今まで目印にしていた物がなくなり、街が迷路のような状態です。
特に夜は明かりもない為に何十年も過ごしていた地元の人ですら、迷子になると言うありさま、それが外部の人間ではもっと大変だと思います。
重機ががれきの撤去をする為に1車線をふさいでいたり、ガソリンの安定供給されたことにより、車も多く見かけるようになりあちこちで渋滞が起こるようになりました。
さらに、多くの信号が使用不能、電気が復旧していない為にトンネル内が昼でも暗い為、ストレスや疲労により正面衝突、玉突き事故が多発するようになりました。
また、事故が起きて警察に連絡しようにも、携帯は都市部以外圏外という場所が多く、警察の到着が遅れ渋滞がなかなか解消できなかったりもしています。
また、事故が起きてもこちらでは修理出来ないという状況です。
大きい事故はもちろん、パンク修理ですら困難という事で、今はスペアタイヤを積んでいない車もあるので、私も叔父夫婦にスペアタイヤを積んでくるように言っておきました。
そして最後に、自分がどこに行こうとしているか、という事。
私は土曜日に、遠野へ買い出しに行ったのですが、内陸から釜石へ向かう道路が渋滞していたので対向車線から車を見ていたのですが、その中にピカピカの高級外車を多く見かけ時は、正直凄い不快感を覚えました。
確かに、その人達ががどんな理由で、どんな車で、どこに行こうが勝手です。
しかし、これからその人たちが向かう場所はたくさんの人が亡くなり、未だ苦しい生活を余儀なくされている人たちのいる場所です。
そうした人たちからしてみれば、この人はこんな趣味車で何しに来たんだ?
高みの見物にでも来たのか!と、あらぬ誤解を与えてしまうのではないか?と思ってしまいます。
私としては、支援外で来るな!とは言いません。
この状況をその目で見てもらい、決してこの震災を風化させず、今後またいつか起きるであろう大津波に備えて欲しいと思っています。
山田町では被災したスーパーやパチンコ店の金庫が盗まれ、ガソリン盗難も起きており、震災以来確実に治安も悪化しています。
そういった状況では、被災者の方に配慮すると言う事の他に、そう言った犯罪から身を守るという意味でも、いろいろと考えてもらいたいです。
少し感情的になって書いてしまったという後悔もありますが、もし今後何らかの理由でこちらに向かう人がいれば、この事がアドバイスになれば、と思い書きました。
Posted at 2011/04/04 22:37:53 | |
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