ARP Head Studs L19 for 4G63 7-Bolt  

今まで1番スタンダードな8740 Chrome Molyのものをずっと使っており、ブースト2.4くらいからボルトが伸びてヘッドが浮き上がりガスケット抜ける事例が多いとアメリカ人が言うので、2.2キロでセッティングしたところガスケット抜けてクーラント噴射
2015年のエンジン製作からずっと続投してきたので残HPが少なかったのかな？
そもそもブーストと燃焼圧力はイコールじゃないので、ヘッドスタッドの限界をブーストで語ること自体がナンセンスな気もする
現在ARPのカタログには8740とCA625+の2種類がラインナップされている
8740→140ドル
625＋→400ドル
さすがにネジ10本に6万円近くも出せねぇ、というところに、625＋が出るまでの高強度材だったL-19がアメリカの通販だとまだ売っていてこちらは256ドル
強度は625＋とL-19で大差ないが、L-19は水素脆性による遅れ破壊を起こしやすく、素手で触らないとか防錆油を切らさない等取り扱いが面倒な材質
しかしながら、海外のチューナーがエンジン組んでる動画だとそんなに気にしてる様子は見られず、長期間裸で保管しなければ大丈夫そうと判断し、今回L-19スタッドを導入
ちなみに625＋はL-19を僅かに上回る強度を出しながら取り扱いの難しさを無くした材質らしい
8740のスタッドは締付けトルク108Nmでしたがこれは129Nmで、より強い荷重でヘッドを抑えつけている
これでブースト2.2キロバンバン掛けても耐えてくれるといいな

後から思ったことだけど、ヘッドボルトの締付け条件変わったから、厳密にいえばシリンダーボアの変形にも影響してきそう
本来はダミーヘッドホーニングするときと同じボルト同じ締付け条件であるべきですね