
車が停止している時のサスペンションは、図でいう一番左の状態です。一般的に1G状態と言う事が多いみたいです。
真ん中は、コーナリング中の外側のサスペンションの状態でスプリングが縮んでいる状態になります。
そして、一番右の状態が、取外した時の状態になります。車両に取付けられている時にこの状態になる場合は、インリフトしている時ということになります。
この一番右の状態でもいくらかスプリングを押している状態でないとイワユル”遊んでいる”と呼ばれる状態になるわけです。
前回の話で、
1)コーナリング中の踏み込んだ時にロール剛性を確保するためには真ん中の状態の時にはスプリングは硬い状態が欲しいわけです。
2)左の状態の時には、直進中やコーナリング前の完全に踏ん張って居ないときにはある程度、シナヤカに動いて欲しいわけです。
3)右側の状態の時には、もっと柔らかく延びて、地面を放さないで欲しいわけです。
しかし、一般に直巻きバネの係数って一定で、バネのストロークに比例して地面を押さえる力が増えるんです。私の理想とは少し違うんですよ。
バネ係数 k は、一般的にそのバネ何キロ?っていう何キロのことなんですね。
実際、単位でいうと kg/mm です。有名なバネ屋さんの社名にもなっていますよね。
地面を押す力は、バネ係数 × ストローク ということなんです。
おまけですが、サスペンションの組付け状態で、1Gの状態を予想して、車高やバンプ&リバンプ時ストロークで踏ん張る力を調整します。これをサスペンションセッティングっというんだと解釈しています。
また続きます。
Posted at 2010/06/01 18:06:33 | |
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