メーターパネル製作１

今回はメーターパネルの製作を行います。
３０５直前、お盆休みを使って挑み、目指すはワークスパネル風、レザー張りです。　まずはベースとなるboxを作って行きます。仕事柄良く使うアルミ複合板に展開図を直接板に描き込み切り出します。センターメーターを含めた真ん中から運転席側まで一枚のパネルで通す予定。

アルミ複合板は発砲樹脂を薄いアルミでサンドイッチしたもので加工し易く、カッターと定規のみで切断から折り曲げまでできるなかなか都合のいい材料です。アイデアしだいで板から箱までいろいろ化けてくれる看板屋の相棒的存在
今回は仕事で出た端材を貰いました。切り出した板を曲げて箱にして行きます。曲げる山側にカッター目を２／３位まで入れて、折り曲げて行きます数回までなら曲げ戻しが利きますが表面のアルミが切れてしまうとそこでちぎれてしまうので様子を見ながら角度を付けます。

とりあえずBoxの形になったので、実際に車両にはめ込んでみます。
ここで、寸法が割とキツキツで納まりが悪かったので箱の折り曲げを１０mm
ずらし箱の天地を短く調整、さらにセンターメータを同じパネル面に納めると
だいぶ手前にオフセットされて圧迫感が出る事が分かったので、レイアウトを
変更する事にしました。写真左側がセンター側ですが、センター部分をなくし
センターメーターを右側パネル内に移設する事にします。

次は肝心なメーターレイアウトです。
Boxを車体に仮留めして各メーターの外形で切り抜いた型紙を貼付け位置をああだこうだ悩みます。写真の円弧状に貼ったマスキングはステアリングのライン、左からセンターメーター、タコ、水温油圧デュアル、電圧に決定。

穴あけ完了の図、穴あけにホルソーを買わなければとホームセンターへ走ったわけですが、センターメーター外径が１３３φでそんなでかいブツは無く、他のサイズの穴も開けたいので調整式が欲しいと探していると、みつけたのが今回使用したホルソー。サイズ調整式のサークルカッターみたいな工具で最大加工径が’140mm！いける！これ一つで全部の穴が開けられる、これだ、これしかないぃぃ！ホルソーに取り憑かれたアホはブツを握りしめレジ走るのでした。　いざ加工を始めると工具のメモリが５mm単位の大雑把な物だった事で、刃の厚みを含んだ加工半径を設定するのが熟練を要する物でなかなか精度がでず苦しむ事に。。調整式に惹かれて安易に選んでしまって後悔してももうこれで逝くしか在りませんでしたが。。。orz

やっとレザーの加工です。　レザークラフト用に買ってあった一枚革から切り出します。やばい、こんな材料贅沢すぎる！！大したレザー加工経験もないのに大丈夫か？　でもやりたかったんだぁ〜　後悔すんなよ。
これで約９００mmx１８００mmくらいの革です。

もう、カットしちゃいました。もお戻れません逝くだけです。
ベースにするBoxに貼り込んでいくのですが、革の厚みが３mmでそのままだと
きれいに折れてくれないので、折れ目にそって溝を切ります。

アルミ複合板に革をボンドで貼り込んでいきます。
センターメーター穴は少し小さめに開口しています。革を水で緩めてメーターを押し込み固定してしまう算段、ステーを作らずすめばもうけもの