本当にあったﾗ怖い話・・・

僕の母親から


何回も、何回も聞いた話ﾅﾝﾃﾞｽｶﾞ・・・



ﾍﾄﾂめは


うちの母親が片山津温泉に行った時のことﾅﾝﾃﾞｽ


夜、宿泊していた旅館を出て


ﾊﾞｰに呑みに逝ったんですって


ｼﾊﾞﾗｸ呑んでいて、ｶｳﾝﾀｰの向うに居るﾊﾞｰﾃﾝﾀﾞｰを見て


ｷﾞｮｯ


としたそうです


顔が無い・・・


目も、口も、鼻も


ﾅｰﾝﾆも無いんですって


何回も、何回も　見直しても


ﾔｯﾊﾟﾘ無い


顔の無いﾊﾞｰﾃﾝﾀﾞｰが、普通に客と話していたそうです・・・


ﾉｯﾍﾟﾗﾎﾞｳの居る　ﾊﾞｰ


本当にあったﾗ　怖い～





もうﾍﾄﾂ



うちの母親は4人兄弟の長女


実家は九頭竜川の近くにあります




母親が小さい時のこと


妹を連れて九頭竜川の橋を渡って　遊びに行ったそうです


もう、夕方になり


そろそろ帰ろうと


妹の手を引いて、九頭竜川の橋を渡るんですが






何回渡っても、もとの場所に出てしまうんですって





辺りはだんだん暗くなり


帰れない不安から、泣きながら何回も・何回も　橋を渡った


って言ってました





そのうちに不意に帰れたそうですが


あまりの怖さに、どうやって帰れたのか


覚えていないそうです



母は　「ｹﾂﾈに騙された」　って言ってましたが・・・



何回渡っても、渡れない橋・・・


本当にあったﾗ怖い～



でもね

うちの母親から、何回も、何十回も聞いた話なので

本当にあったんだと思います・・・


母親は10年ほど前に、他界していますので

もう一度聞くことはできませんが

僕に話すその顔は、真剣でしたﾖ