キャブレタ 清掃

アイドリング が高く調整されていたので，下げたことろ不安定になった為，キャブレタ を清掃しました。


オート チョーク 用の冷却水 ホース を抜きます。
スロットル ワイヤ を外し，ヒューエル カット ソレノイド の コネクタ を抜きます。

負圧の配管を抜く前に，元の位置を記録しておきます。

ボルト 2 本を緩め，キャブレタ を取り外しました。

キャブレタ 後方に付いている冷却水 ホース が短く，クリップ の取り外しや取り付けに苦労します。

三國製 キャブレタ です。

エアコン ・ パワステ レス 車なので，アイドル アップ 機構が無い為 シンプル です。

口径は スバル ヴィヴィオ バン と同じです。

取り付け ネジ ピッチ も同じです。


キャブレタ 内部の各取り付け ネジ ・ ジェット 締め付け トルク

・ピストン カバー ： T= 0.35 kgm
・ニードル バルブ シート 用 リテーナ ： T= 0.2 kgm
・ジェット ブロック ： T= 0.2 kgm
・パイロット ジェット ： T= 0.08 kgm
・パワー ジェット ： T= 0.18 kgm
・フロート チャンバ ボデー ： T= 0.35 kgm

キャブレタ 本体取り付け ボルト 締付け トルク ： T= 1.8 kgm

キャブレタ を取り外した状態。

洗浄中の画像は，時間が無かった為ありません。


結果，アイドリング 用回路の詰まりと，加速 ポンプ 出口回路に詰まりが見られました。
内部は全体的に綺麗でしたが，細かい箇所に汚れが見られました。

洗浄後，今までは加速 ポンプ からの燃料が来ていなかったものが，正常に機能し始めた事によって アクセル ペダル の応答がより良くなりました。
アイドリング を規定回転数に下げても安定しました。

アクセル に対しての反応が悪い，又は低速域で瞬発が無い場合は，キャブレタ の洗浄をお勧めします。


※ キャブレタ 取り付け時には，フランジ パッキン 2 枚の交換が必要です。　又，キャブレタ を分解した場合は各 パッキン の交換が必要です。