
7月のとある週末、初めての海漕ぎに出撃しました。
目的地は、石川県 能登島にある、そわじ浦海水浴場跡。
ココには、ミナミバンドウイルカのファミリーがいます。
ミナミバンドウイルカの生息地としては、最北限とのことらしいですよ。
能登へは北陸自動車道から能登有料道路を経由して行きました。
途中「自動車も通れる砂浜」で有名な千里浜(ちりはま)に立ち寄りましたが、数年前に立ち寄った時に比べて、あきらかに砂浜の面積が小さくなっていることに愕然としました。
どうやら平成6年から平成23年の17年で海岸線が約17mも後退したそうです。
1年間で約1m程度ですね、これは由々しき問題です。
現在石川県では千里浜再生プロジェクトを発足し、海岸保全に取り組んでいるとのことでした。
天候によっては通行止めになるらしいので、訪れる際にはココでチェック!
http://www.city.hakui.lg.jp/sypher/www/section/detail.jsp?id=595
片側一車線のスペースを取ると、車一台が駐車できるだけくらいしか砂浜の幅がありません。
↓すぐそこが海ですね。
一部では車道部分まで、波がザブザブ来てました。
下回りをしっかり洗ってあげないと、
イタリヤ
ーンな品質では速攻錆びそうです。
そわじ浦海水浴場跡には、能登島イルカ・海洋研究所が設置され、自然体験スクールや地域の自然を保全する活動が行われています。
今回は、研究所の隅っこを貸していただいて、出艇しました。
ここの湾は、内海の内海なので、琵琶湖よりも波が静か。
シーカヤックでなくとも、フォールディングカヤックで十分漕ぎ出せます。
初めての海漕ぎなので、フル装備状態に・・・。
(手前から2艇目の青×黒カヤックが自艇「ブルーサンダー号」)
パドルフロートにも、あらかじめ空気を入れておき、いつでも「沈」できる状態です(>_<)
↓ブルーサンダー号以外は、イルカにあえるかもツアーのレンタル艇。
10時くらいから、出艇しましたが、あっさりイルカに遭遇。
普段は、そわじ浦の隣の湾に定住していて、遭える確率はイルカのみぞ知るらしいです。
動力船ではないので、イルカを脅かさない範囲で接近できます。
もちろん追っかけたり、正面から接近するのは厳禁。
あくまでも、イルカから近づいてくるのを待ちます。
始めは遠くにいたイルカも、少しずつ様子を見ながら近づいてきます。
前席のチビは、大興奮状態でイルカを激写!
↓その様子を激写したのがコレ
昼ごはんは、堤防に座って、クッキングヒーターでソーセージを焼いたり、直前に仕入れたサラダやお手軽カレーで、まったりと。
昼過ぎからは、チビが「一人漕ぎしたい」と言い出したので、レンタル艇に放り込んで、後ろからついていきました。
いつのまにか、漕ぎ方もサマになってる。
暫くプカプカと浮いていると、チビカヤックの近くにイルカ出現!
↓慣れてくると、すぐに見つけられるようになります。
いいなぁ、近くで見たいなぁ、と思っていたら、カヤックの鼻先をかすめていきました。
↓うーん、なごむ。
この場所は、イルカウォッチングでも有名な場所ですが、イルカにストレスを与えるのは厳禁です。
特に音と振動には非常に敏感なので、動力船は好ましくないとのことでした。
地元の漁師さんのイルカウォッチングツアー漁船は、一定の距離を保って楽しんでいましたが、時折ジェットスキーが無理無茶な行動をとっていたのが気になりました。
非日常の出会いは、とても印象に残るものですが、イルカにとっては、その場所が日常だということを考えないといけませんね。
イルカウォッチングのマナーは、ここをご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/notojima-dolphin/concept/iruka/rule.html
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旅物語 | 日記
Posted at
2012/07/28 09:30:48