乗り味が気に入って買った割には、全く触れてなかったDS3のインプレッション。
まあ、プロのジャーナリストが書いたものが沢山あるのでわざわざ書く必要は無いですが、備忘録ということで。
<結論>
・日本のクルマは遅れていると感じさせる挙動の出し方
・公道の狭い道で限界を引き出そうと思うと、速度域が高すぎて危なすぎるタイヤのセット
・ターボラグが結局あるので、左足ブレーキを使う必要あり
・重量配分が前より、かつ重心が高めなので遠心力に預けるとアンダーステア傾向強し
・ミニクーパーSとは違って粘る足
・ブレーキを残して入っても外乱を逃がす懐の深いダンパーセット
・轍でダンピングしても前後にピッチングせずに垂直方向に動く挙動
<総括>
ホンダ車で見られる(慣れている)様な、ターンインでノーズダイブさせておいてから、バンプストッパーに当てた状態で外輪に荷重移動し、タイヤを潰して接地圧力を上げるという一連の操作は、あまりDS3との相性が良くなく戸惑った。
ノーズダイブさせて姿勢を作っても、フロント外輪にタイヤを潰していけるだけのフィーリングが得られなかった。それを基本姿勢として一連の流れを作っていたから、全てのタイミングがバラバラになってしまった。
かなリ深くブレーキしても、フロントダンパーにはまだ受け取れるだけのストロークのキャパがあるということになる。これは、轍の多い公道の不整路面では外乱の吸収という点で効果的である。
ダンピングの特徴が、インプレッサSTIに近いと思ったが、欧州的な考えの思想が強そうなスバルと欧州のクルマで似た部分があるのかもしれない。
お互い、クルマ文化としての芯にラリーのバックグラウンドがあるからなのだろうか。
結論として、ターンイン後は転舵のヨーのゲインがそこそこ大きい(ホイールベースが短いから?)ハンドリングなので、多少アンダーが出てしまいそうな状況でも辻褄が合わせやすく、とても懐の深いクルマに仕上がっていると思う。
4輪全てを使って曲がろうとするような、そんな感じです。
ただ、公道走行するにはタイヤがオーバースペックなのでオンザレールではあるけれども、本当の意味でこのクルマの挙動を知るには雨の日などの低ミュー路で乗ってみるか、速度域が非常に高い場所で(サーキットとか)どうなるか見ないと何とも言えないですね。
また何か気が付いたらそのうち書こうと思います。
Posted at 2013/03/10 01:11:03 | |
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