1/32アオシマの路線バスシリーズでモデル化された名古屋市営のNF-5です。この車両も前回アップしたF-522と同様1998年春の導入で、間もなく廃車となる可能性が高いので写しておきました。1998年5月に市バスの路線は全面的に再編成(というよりは大改悪)されて、系統番号は首都圏のパクリで「地名+(建前上)時計回りでの連番」となり、創業以来の伝統を消してしまいました。この栄21号系統も年配の方や数十年来バスマニアを続けている私からみたら、いまだにかつての「27号系統」です。この時代に導入されたノンステップバスや中型/小型バスのシートは、コスト削減でカマボコ板のような硬くて薄い構造のため、長時間乗り続けると必ず腰が痛くなります。ノンステップバスについては「国土交通省標準認定」が存在しない時代だったので、各メーカーとも特にエンジンレイアウトや室内は暗中模索の状態で、ふそうや日野は最後部を「お見合いシート(対面式)」にしてしまいました。このNF-5(名古屋22か7705)は鳴尾車庫に長年所属した後、何年か緑車庫にいましたが、最近になって鳴尾車庫に里帰りしたようです。栄21も投入される車両は最近のLED表示車がほとんどになったので、NF-5+栄21の画像はかなり貴重かもしれません♪