某オクで先日カタログを検索していたら、昨日アップした「けんちゃんでんしゃ」を発見したので、「しょうぼうじどうしゃ じぷた」も検索したら数点ありました。その中から1999年に出た92刷(!)をお値打ちに落札しました。1963年に第1刷が出た絵本のロングセラーです。主人公はジープを改造した消防車の「じぷた」で、その他に当時の現役の日野のはしご車、いすゞのポンプ車、車種不明wの救急車(フロントの顔は2代目マスターラインのようですが、横はトラックベースの日産救急車)が登場する、不思議なほどマニアックな絵本です。ストーリーは普段は全くお呼びでない、さえない脇役だったじぷたが、ある日の山火事に出動して颯爽と活躍して一躍注目されたという、適材適所の大切さを説いた小話です。クルマを擬人化して生き物のように表現していて、絵と文を見ているとほのぼのとした気持ちになります。昔も今も「はたらくくるま」として消防車は根強い人気がありますが、ぜひこの本はお子様のみならず、その昔お子様だったという方にも幅広く読んでほしい一冊です。(関連情報URLは、昭和30年代の日本の消防車の紹介です。)