ご無沙汰しております。
個人的な理由でブログをお休みしていました。
お詫びします。
さて、3/8にホンダがインターナビ・プレミアムクラブの
情報ネットワークを活用した新サービスを開始しました。
インターナビ・プレミアムクラブは毎年何かしらの新機能や
新提案を行っています。
もはや「恒例化(失礼!)」している位、新機軸を打ち出して
きてくれているのですが、いつも思うのは
「ホンダ、本気なのね・・・いつも」であります。
システム開発というものは非常に時間がかかるものです。
私も会社員時代少しかじったことがあります。まあホンダの
技術屋さんから見れば、子供の遊び程度にしか見えないかも
しれませんが、納期内に提案したレベルに到達させることは
半端ではないはずです。
すでに既報されていますが、インターナビ・プレミアムクラブの
会員は2月末で128万人を超えたそうです。
ディーラーなどで話を聞くと、よくわかるのですが
ホンダ車のユーザーの方々はこの手の商品に対する
「ITリテラシー」が非常に高いと思います。
余談ですが、私の父親も昨年フィットを購入しましたが
(それもMC前に買った・・・トホホ)
その前もインスパイアに乗っており、インターナビを
当然のように使っていました。
感じ方は人それぞれですが、それほどIT系商品に
興味のない父親でも「ホンダのナビは渋滞をうまく
避けてくれるのでいつも助かるなあ」などと言っています。
この他にも回りにホンダ車&インターナビユーザーが
数名いる自分ですが、実際「次はどんな風に進化するの?」
などと、こちらが答えられないような質問をぶちかましてくるので
正直困ってしまうこともあります(泣)。
これらのユーザーが走り、収集した走行データは
インターナビ・フローティングカーデータとして
最適ルート案内に活用されるわけですが
ホンダによると、1日平均150万kmのデータがアップ
されているそうです。
またその累計距離は13億kmということなので、もはや
自分の頭でも解析不能な位、膨大なデータをホンダは
所有していることになります。
今回の記者発表では大きく2つの発表がありました。
今日書くのは、通信費無料の「リンクアップフリー」という
サービスを全車種へ適用拡大するというものです。
このサービス自体は昨年発表されたCR-Zから導入され
その後、インサイトの「特別仕様車」のみに採用、
この時、何度もホンダに「えーと、普通のインサイトには
採用されないのでしょうか」って聞いたのですが
「突っ込みますねえ」みたいなお言葉・・・
まあ、この段階も次の一手は決まっていたんでしょうが
結果として、インサイトの年次改良とフィットハイブリッドの
登場時には両方ともこのリンクアップフリーが採用されました。
その後、エリシオンにも採用されましたが、
ホンダは3/17発表予定の「フィットシャトル」から
以降発売するすべての車種に対応するとのことです。
いつかはやる、とは思っていました。
しかし、これはホンダ自体が通信費を負担すると
考えると、やはり“大英断”だと思っています。
もちろんホンダもその辺は利益を出す工夫はして
あるでしょうが、ユーザーにとってのメリットは
計り知れないものがあります。
で、ここでもうひとつ大きな変更が発表されました。
従来インターナビ・プレミアムクラブを使う際の
通信手段のメインはウィルコムのPHSモジュール
だったのですが、このフィットシャトルからは
ソフトバンクモバイルの3G回線を使うのです。
たぶんこの文章を見て、更に言えば、私のように
「iPhone」を使っている人は「通信大丈夫?」的な
ことを思うのではないでしょうか。
ソフトバンクモバイルには失礼ですがやはり
iPhoneの場合はちょっとエリア的に苦しい時もある。
実際、他社の記者の方も質問されていましたね。
で、ホンダの回答としては「データ通信として
テストした際にはそのようなことはないので
安心して使って頂けるはず」という趣旨で
答えていました。
実際、PHSから3G回線になることでデータの
取得時間は約半分位になるようですし
PHSよりはエリアが広い3G回線網ですから
安定した受信が可能になるはずです。
で通信モジュールは

このようにUSB接続するタイプだそうです。
今回の記者会見で「素晴らしい」と
思ったのはすでにPHSモジュールを
使っているリンクアップフリーユーザーに
対し、順次この3Gタイプへのアップグレード
(つまり交換)を無償で行うと発表したこと。
もちろん、既存のPHS、その中でも
PCカード方式を使ったタイプなどは
対応していません。
例えばエディックス(懐かしい、そして私大好き!)
のインターナビはこのタイプですが、USB端子は
当然ないわけで、対応しようにも不可能です。
そこはしょうがないのかもしれません。
ただ、ユーザーを見捨てるとかではなく
ホンダも真摯に前を向いて開発していることは
間違いないと思います。
まあ、なんと言っても私が乗っているプレリュード
なんてまったくインターナビに対応できないですから(泣)
次回はそんなホンダユーザーが喜ぶ
もうひとつの新サービスについて
書いてみようと思います。
久々なので逆に長文になってしまいました。
すみません。
それではまた
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Posted at
2011/03/11 00:03:59