
愛知県・豊橋美術博物館で開催中の「『描く!』マンガ展」にいってきましたよ。
名古屋までは時々遊びに行くんですけど、豊橋となると同じ愛知県内でもかなり東になるわけで・・・ウチからの距離は名古屋に行くときの約2倍。
やめとこうかな・・・とも思ったんですけど、日本を代表する漫画家さんたちの生原稿を見る機会。
開館時間に合わせるつもりで、朝7時に家を出て豊橋へ。
9時半・・・にはならないくらいの時間に到着。
原画を出品されてるマンガ家さんは・・・
手塚治虫
石ノ森章太郎
藤子不二雄A
赤塚不二夫
水野英子
さいとう・たかを
竹内恵子
陸奥A子
諸星大二郎
島本和彦
平野耕太
あづまきよひこ
PEACH-PIT
・・・敬称略。。
手塚治虫さんが小学生のころに描いたマンガの複製、藤子不二雄さんのマンガ道の生原稿。
赤塚不二夫さんの少女マンガなど、貴重な原稿が展示されてます。
朝早い時間、ということもあり、人も少なくてゆっくりと見られます。
美術館ということで静かなこともありますが。
そんな中、時々シャッター音が聞こえてきます。
こういった展覧会にしては珍しく、撮影OKなんですね。
さいとう・たかをさんのコーナーからは撮影できるので、いろいろ撮影してきました。
・・・薄暗い中なのでほとんどブレちゃってましたけど。
さいとう・たかをさんのコーナーから。
無用ノ介の原稿。
原稿だけじゃなくてこんなのもあります。
ゴルゴの愛銃
ゴルゴの壁?
マンガ家、田中圭一さんがそれぞれのマンガ家さんの江の特徴などを解説したものも。
続いては竹内惠子さん
『地球へ・・・』
陸奥A子さん
・・・すみません。読んだことないです。
こんなものも展示されています。
昔は新人マンガ家が世に出るためにはマンガ雑誌のコンテストで入賞して、というのがお決まりのパターンでした。
(下のサンデーに載ってるのは、桂正和さんの初期作品)
読者の投稿マンガが数多く掲載される雑誌の登場によって、そこからプロのマンガ家になるというルートも。
ファンロード創刊号・・・
もちろん、コミケからプロへ、ということでコミケのカタログもありましたよ。
(写真ナシ)
諸星大二郎さん
そして・・・
個人的にものすごく楽しみだった『燃える漫画家』島本和彦さん
炎の転校生
滝沢国電パンチ!
最初に出したときのですね~まさかこの場面の生原稿が見られるとは・・・
燃えよペンの『熱血漫画家十訓』がこんな感じで掲げられて(?)ました。
自信をもって描け!
命がけで描け!
失敗したら新しいのを描け!
続いても楽しみだったあずまきよひこさん
よつばと!より、雑誌掲載時と単行本で絵が変わった例。
右向きの顔はデッサンが崩れがちになるそうで、原稿の裏面に左向きの絵を描いてアタリをとりそれから「書き進めることもあるそうです。
ここまで仕上げる事はないそうですが。
絵コンテ
作中に登場した小物や・・・
よつばが買ってらったテディベア、ジュラルミンもいましたよw
持ち上げて傾けると「め~」という泣き声が・・・
結構やる人多くてしょっちゅう泣き声が聞こえてました。
PEACH-PITさん
・・・名前知らなかったけど、ローゼンメイデンとかの人なんですね。
二人組みってのも知らなかった。。
いろんな作家さんの原稿を見ましたけど、印刷されたものとはやっぱりいろいろ違うんですよね。
ホワイトで修正された跡や、ふきだしに貼られた写植。
原稿を切り取ってそこに別の原稿用紙に書いたものを埋め込んだ(?)と思しき跡。
消されずに残った水色の芯で描かれた下書き。(水色で描いた線は印刷に出ないので消さなくてもいいそうです)
「きれい」ではない部分が漫画家さんたちの苦闘の跡なわけで。
そういったものが見られるのがいいですよね。
(NHKの「浦沢直樹の『漫勉』」でいろんなマンガ家さんの創作風景を見られたことで興味がより大きくなったような気がします)
だんだんとパソコンで描く方も増えてきて、データで入稿という形も増えているそうです。
でもこういう展示で、
出版社にデータ入稿されたものを出力しましたから、これが生原稿です
といわれてもイマイチピンと来ないわけですが。
全国何箇所かで開催されてきた「『描く!』マンガ展」ですが、豊橋での開催は来週末、6月4日までです。
その後は7月下旬、神奈川の川崎市市民ミュージアムでの開催だそうですよ。
ブログ一覧 |
マンガ・アニメ・ゲーム | 日記
Posted at
2016/05/30 22:27:31