戦前生まれの父と見る『この世界の片隅に』

マンガは送って、父も話の筋はわかった上での『この世界の片隅に』鑑賞。

私は先週に続いての6回目。

近畿北部だと豊岡、福知山、舞鶴あたりが候補で、どこに連れて行こうかと考えたんですが、海軍記念館とかの見学にも連れて行こう、と舞鶴へ。

海軍記念館の見学をして、赤レンガ倉庫群で海軍カレーを食べてから映画館へ。

舞鶴八千代館はスクリーン数3つの小さな映画館。

いちばん大きなスクリーンでかかってました。
10人もいないくらいだったけど・・・


耳がだいぶ聞こえづらくなってるので大丈夫かな？と思ってたんですが、さすがに映画館の音量（音圧？）だと大丈夫だったみたい。


見終わって最初の一言は


「すごい映画だった」


帰り道も帰ってからもぽつぽつと感想やら当時のことやらを聞いたんですが、


「なんか途中からは漫画だと思えず圧倒された」

「あの頃の女の人はすずさんみたいに芯のつよい人が多かった」

「空襲も無かったし防空壕に避難したことも無い、だいたい防空壕が無かった。」

「終戦の時は負けた、というよりとにかく終わってほっとした」

「開戦のとき、雪の舞う校庭で校長先生の話を聞いたことのほうがよく覚えてる」

などなど・・・

母とのなれそめとか初めてあったときの印象とか、今まで聞いたことの無かった話しも聞けました。
（聞いたけどあまり覚えてなかっただけかも？）

親戚には反対する人もいたそうで、ちょっと周作さんとリンさんの話を思い浮かべたりもしましたw
（ウチの母は径子さんタイプだが）


映画を見に行かんか、と最初に話をしたときは『漫画』ということもあってあまり期待はしていないような感じだったけど（父は「アニメ」とも言わない。読むのも見るのも「漫画」）、ちょっと印象変わったみたいでした。


一言目の感想で『映画』と言ってくれましたからねぇ。


なんだかちょっと誇らしい感じがするような。
私が何をしたわけでもありませんけどね。


昔は「漫画ばっかり見とらんと・・・」

としょっちゅう言われたもんですが。


BDが出たらまた家で見せたいな、と思います。

さすがにちょっと長かったのか、空襲が続くあたりで一度トイレに立ってしまったのでw


今日は地元から彦根に帰ってくる途中、ちょっと遠回りして福知山シネマへ。

パネル展を見てきました。




製作準備進行中、のポスター



呉の観光ポスターも。
これが見られたのは嬉しかったなぁ。