
今日は予定通り外道FDのセッティングにC店のダイナパックをお借りしに行った

思えば、このブログを書き始めたのが、このクルマの前回のセッティング時のブローだった・・・結果的にはオーナー持ち込みの加工デリバリー&超音波クリーニング?インジェクターからの燃料漏れが原因でエンジンの振れが大きくサイドシールが損傷してしまってた・・・
今回はインジェクターもデリバリーも交換して、エンジンは当然組みなおしての再チャレンジ

でもこのクルマ、またの名をノークレーム・ノーリターン号って言って、とにかくヤフオクパーツのオンパレード

既にインジェクターデリバリーとセンサーアタッチメントはジャンク確定しており、ニューボルトは配線ショートと出力電圧の変化が他の同製品と違うから、念のため今回はニューボルトをキャンセルし、ECUも訳が分からん中古だから他のをレンタルして臨んだ・・・
で、今回の初期データは先日のM号FDのデータを基に負荷軸スケールを変更してガス量は大体同じになるように、点火マップはダイナパック用に通常より遅いマップとして作成したものを叩き台にしてセッティング開始

おっぱじめて、いきなりブーストが上がりすぎてる(4000rpmで1.2Kオーバー

)

これは配管に不具合があったからすぐに対策

で今度はブーストが下がりすぎ(5000rpm超えても0.7K

)

どっかからブーストがリリーフしてるわけじゃない・・・すぐさま下に潜ってゲートを分解・・・スプリングの色は赤&緑・・・っつうことは0.9Kのスプリングなのに0.7K

ブーコンで上げれば上がっていく・・・

さんざんアチコチ調べて悩んでたらC店の社長が「スプリングがヘタっとんじゃろ

」と・・・なこたぁあるめーと思いながらも、重大な問題が潜んでるとも思えなかったから、その意見を採用
で、最終的なパワーチェックが写真の通り・・・ただ、エンジンの音がいい音してなかったから、普通なら薄くするけど、逆に濃くした・・・はっきり言って今のデータじゃ濃すぎて実走だとエンジン回らないぐらいだと思う。セッティングで目で確認する情報は、ブースト圧(自前メーター)、水温・油温・油圧、燃圧、回転数、ノック表示、電圧、燃温ぐらい・・・(出来れば排圧も確認したいところ)で、後はエンジン音やタービン音を耳で確認する・・・これが一番当てになる

で、薄くしていくとマフラー音は乾いた音になっていくけど、エンジン音がしんどそうな音になる・・・しかもエキマニが真っ赤

通常マニが真っ赤になるのは燃調が濃い場合か、タービンの抜けがかなり悪い場合・・・でなければ異常燃焼(点火系のトラブルや燃料漏れ・噴射タイミングのズレなど)の時だけ

薄くしていくとマニが真っ赤になりにくい方向になるはずだけど、かえって酷くなるように感じた・・・
最低ブースト低すぎ&マニがリーンでも真っ赤&しんどそうなエンジン音&ブースト制御はできてる・・・これらの症状をトータルに考えると・・・あのパーツもジャンクじゃったんか

(これで分かった人はエライ

)
そう、ヤフオクで安くゲットしたというメタルキャタライザー

車検もプレートもない競技用のくせに環境にやさしいモノ

クルマに付ける前にあなたの毒を浄化できる触媒を付けてくださいyo

オクで落札した時点で完全に中身が溶けてたのか、溶けかけてたものを今日息の根を止めたのかは分からんけど、全て説明がつきます・・・FDのキャタは中身の確認が難しいんですよね・・・出口側から見て後ろ側にびよ

んと伸びてきてるか、前側から見てフィンの先端がまとまって倒れてるかしてたらすぐ分かるけど、そうとばかりは限らない・・・ケッ

ジャンク品が

で、写真の赤線が0.9K、緑が1.05K、青が1.2K・・・でも5000rpmぐらいで一瞬ブーストが上がるけど、直後からウナギ下がり

ピーク0.9K時は6500rpmでは0.75K、ピーク1.2K時は6500rpmでは0.98Kぐらいまでタレタレ

A/Fも6500rpm以上は10.5~10.2:1、二次排圧が高いって言うと聞こえがいいけど、単にマフラーにフタしてるような状態だからパワーなんて出るわけない

今回のはTO4Rで0.81ハウジングに7度カットバック仕様だからトップエンドまできっちり1.2Kかけてやればローラー換算で500馬力(ダイナ実測約435馬力)ぐらい出るはずだけど、今日の測定だとピークパワーの発生回転数(6700rpm)ではブースト1K以下まで垂れて385馬力・・・まぁまともな状態だともっとパワー出るはず(ダイナ実測でピークトルク42K・ピークパワー380馬力っていうとTD06-25Gで1.2K弱だからTO4Rはプラス50馬力以上上)だけど、先日のM号FD(T45S&ピックアップ重視オーバーラップサイド)より明らかにガスが入らないから、外道FDが仮にバッチリ決まったとしてもM号にはかなわない・・・ぶっちゃけ、0.81ハウジングだと抜けが良くないのと、タービンブレードの形状からしてもどうもブーストが垂れまくりにもかかわらず、サージングを起こしてるように感じる・・・その分、下から立ち上がるからヨシアシか・・・
とりあえず、キャタを外して、ちゃんと薄めの燃料マップに戻して、点火も実負荷仕様にして測定すれば、その他は現状のままでも経験上10~20%程度はパワーもトルクも数値は上がるはず・・・ヤツもブーストは下げて(1.0K以下)で乗るだろうけど、その辺の対策をしてやれば十分速い状態にはあると言い切れるぞ

でもブーストの設定はやり直さんとダメじゃで。大分デューティ値上げたから
ちなみにどうしてもモアパワーを狙いたいならハウジングを0.96にしたら脳みそが寄るのが実感できるようなパワーになるで

9000オーバーでも突き抜ける加速

(エンジン長持ちせんけど

)
あと、H社のゲート使うと連続でブーストが2段階になってるなぁ・・・排圧計を付ければモニターできるんかなぁ・・・
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セッティング | 日記
Posted at
2010/10/23 00:51:29