燃料を語ってみる・・・
先日のブログのおかげか車高調の相談&依頼
やはり安くて動きも乗り心地もいいKTSの取り付け依頼をいただきました
今回のも安いモデル・・・実は大分前に別タンク式をS15(某社デモカー)でテストしたことがあって、印象は悪くない
ただ、ガス圧を調整するんじゃなく、減衰をバンプ・リバンプ別に調整できるので、クルマの動きは変えられるけど、応答性など基本の性格を変えることは出来ない・・・また、調整範囲は広いけど、極端なことをすると明らかにクルマの動きがおかしくなるから、まともな動きをしてくれる範囲はさほど広くない・・・でも好みに合わせて拘って微調整したいユーザーにはオススメなんじゃないかな
個人的には、従来の15段調整の安い方が、しなやかで乗り心地も良く感じられて好みだし、安いからコッチを勧めてしまうなぁ
ボッシュには及ばないけどね・・・でも他の原因でボッシュはあまり使いたくない・・・
これに尽きる・・・では、必要な容量のインジェクターとそのインジェクター駆動に必要な吐出量のポンプがあれば、燃圧は安定するのか?燃圧が安定してさえいればエンジンが欲しがるガスをあらゆる状況で供給できるのか?
恐らく多くのチューナーが大なり小なりこのことについて不安や疑問を持っていると思う。だから、他のチューナーさんが施されたセッティングの車両で、思いっきりパワーゾーン(充填効率が高くロスが殆どない領域)のA/Fを濃い目(10.5:1程度)にされてる車両をよく見かける・・・はっきりいって、燃料系が安定してる車両なら濃すぎてエンジンが回っていかないセッティングですね・・・なぜそんな風にセットされてるのか・・・そんぐらい濃くないとヤバイ瞬間があると想定してるからに他ならないでしょう。ノーマルECUやパワーFCなどの車種別ECUの出荷データが極端に濃いのもこういうことが原因でしょうね・・・
それは、ポンプが一般的にローラーベーン方式だから、当然燃料ラインは脈をうってます・・・エンジンも一つの燃焼室を吸気と排気の流れが入れ替わってるわけなので脈をうってますね。でも市販のプレッシャーメーターは脈を消して表示してます(でないとプルプル震えすぎて見えないですから)。問題なのは、エンジン(インジェクターの噴射)と燃料ラインの脈のタイミングとインジェクターの開弁率の関係・・・例えばポンプ一拍に対してインジェクター開弁二拍・・・など周期が揃った場合など、1気筒当たり2回に1回はカスカスの噴射になってる恐れがあり、またエンジン1回転する間に、何気筒分は常に燃焼していて、その濃いところとカスカスのところとの平均の値をフロントパイプでA/F値として確認しているのが実情ですね・・・セッティングっていうのはそんなアバウトなものナンデス
究極的には燃料ラインの脈を消す
当然完全に消すことは出来ないけど、インジェクターの噴霧が脈の影響を受けない程度に安定させたい
方法は我々がクルマに合わせて考えればいいだけのことだけど、クルマの仕様がどんなでも、一番最初にやっておきたいチューニングなんですよ
仮にノーマルだとしても使用中のECUのデータではまず間違いなく合わなくなるぐらい大きく影響します
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