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2025年09月13日

プローバカウンタックについて 昔の読み物

プローバカウンタックについて 昔の読み物 昔、自分の記載した記事で結構調べた記録が出てきた。

プローバカウンタックって何?そこから始める物語です!



プローバデザイン社は、単なる安価なレプリカメーカーではありませんでした。その歴史は、イギリスのダーウェンにある小さなレストア会社として始まりました。彼らは、イタリアのランボルギーニや英国製の名車を専門に修理・カスタムする中で、高いFRP成形技術と、本物の車体を扱う深い知識を蓄えていきました。

やがて彼らは、この独自の技術を活かすべく、レプリカ事業へと舵を切ります。彼らの最大の特徴は、単に外観を似せるだけではない、徹底した本物へのこだわりでした。ランボルギーニで働いていた元社員の技術者も迎え入れ、本物のミウラやカウンタックから直接FRPで型を取り、さらに本物と同じパイプフレーム製法を専用の治具を用いて再現しました。さらに、メーターやスイッチ、ウインドガラスといった内装部品にまで本物のランボルギーニ製パーツを使用することで、「完全コピー」と呼べるほどのクオリティを追求しました。

そして、プローバ社がユニークだったのは、そのビジネスモデルです。彼らは完成車を直接販売するのではなく、この完璧なキットを製造し、世界各地の専門ビルダーに供給する役割を担いました。アメリカのユーロワークス、ドイツのシエナ、そしてイギリスのブライトウイルといった各国のビルダーが、それぞれの市場に合わせて組み立てを担当し、中には右ハンドルと左ハンドルの作り分けまで行っていました。

しかし、2000年頃にプローバ社は倒産。その歴史に幕を閉じますが、彼らが作り上げた技術と金型は、下請けのビルダーたちに受け継がれました。現在も、ユーロワークス社などを中心に、その技術を継承したレプリカが製造されており、プローバ社の遺産は今も生き続けています。

プローバデザイン社は、レプリカという領域において、本物への飽くなき探求心と、それを実現するための革新的なビジネスモデルを融合させた、非常に特別な存在であったと言えるでしょう。

創業と初期事業:

プローバデザイン社は1980年代後半、イギリスのダーウェンに設立された小規模なレストア会社。

当初はランボルギーニ車(ウラッコ、ミウラ、カウンタック)の修理や、ロータス、レンジローバーのカスタム・レストアを手掛けていました。

レプリカ事業の開始:

ランボルギーニでの勤務経験を持つ元社員の技術を生かし、ミウラやカウンタックの実車からFRPで型を取り、オリジナルのパイプフレーム製法でキットカーを製造する方針を確立。

本物のウインドガラスやメーター、スイッチなども使用することで、高い再現度を追求。

組み立て体制と世界展開:

個人での組み立てが難しいユーザー向けに、下請けの組み立て工場を確保。

北米向け: ミラージュ社(UK)ユーロワークス(USA)

北欧向け: シエナ社(ドイツ)

イギリス向け: ブライトウイル社(UK)


モデルと技術:

カウンタックのレプリカは、前期型と後期型が存在。

前期型(~1994年)はカウンタック500Sをコピーし、エンジンはシボレーV8(5000cc)。

後期型(1995年~)はクワトロ5000Sをコピーし、エンジンはレンジローバーV8(3520cc)。

いずれも本物と同様のパイプフレームとミッション逆置きのエンジンレイアウトを採用。

プローバデザイン社が単なるキットカーメーカーではなく、本物と遜色ない品質を追求し、独自のサプライチェーンを構築していた。


なかなか奥が深いないようです!たまに読み返すと。。。面白いですね?



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Posted at 2025/09/13 17:26:29

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この記事へのコメント

2025年9月13日 20:41
こんばんは!

かなり奥深い歴史ですね。
そう簡単に作れる代物では
ありませんからね。

僕も愛車の歴史には、
詳しくないです。😅
コメントへの返答
2025年9月14日 10:36
おはようございます!

1996年頃日本のTVではじめてPROVACOUNTACHを知って、自分が手に入れてからネットがない時代に友達が出来、後にネットからの情報や所有者とのコンタクト、オーナーオフ会で知りえた情報、現在はPROVA DESING incとコンタクトし知りえた情報を記載しました。

まだまだ本当の詳細情報が欲しいのですが・・・調べていくと新しい発見もあります!
2025年9月14日 15:14
こんにちは。なかなか読み応えがありました👍興味深く読みました♪
ではまたです
コメントへの返答
2025年9月14日 15:59
こんにちは!

国内でプローバに出会うまでもなかなかの苦労でしたが、もし当時ネット環境あればもっと早く出会えていたともいます。

プローバって自動車関連の方が所有が多いみたいでした。横繋がりで。。。。
2025年9月14日 19:37
ミウラもレプリカが有ったとは、知らなかったです。他も中々興味深い内容です。オリジナルはエアコンが付いて無かった様に覚えていますが😅その辺も硬派に引き継いでいるのでしょうか😆搭載するエンジンで変わるのかな?
コメントへの返答
2025年9月15日 13:15
こんにちは!

そうなんですミウラも数台作っているみたいですよ。アメリカへの輸出が始まってからエアコンは本家同様装着はされています。エンジンはシボレー5リッターからそのまま引き継いでいますので最初からエアコンはあったみたいです。
2025年9月14日 20:21
イギリスはハンドメイドでフォーミュラのシャシーを作るレース村みたいな産業が生きていて、そういう流れでパイプフレームのレプリカがありますね。
先日見ていたフォードRS200のレストア動画もイギリスで、アルミハニカムシャシーのサイドシルを補修再生してました。鋼管パイプフレームの溶接、アルミハニカムシャシーのリベット止めからCFRPバスタブの製作まで、人と道具とノウハウが揃ってる。アルミとリベットは軍用機で使われるものがあり、作ってた人がいるとか、そりゃレプリカくらい作れるのは当たり前だわ、と思ったり。

うちのホークストラトスや、GT40レプリカ、プローバカウンタックと、各種スーパーセブン、この辺はいわゆる造形イメージを模倣した模造品という意味のレプリカとは別格の、乗って走って楽しめるだけじゃなく、オリジナルだと怒られそうな勝手な「お手入れ」もやりたい放題楽しめるいいクルマだと思いますよ。
コメントへの返答
2025年9月15日 13:23
こんにちは!

補足ありがとうございます!プローバももともとはカウンタックで草レースしたい人のために制作されていて実はエンジンもV8以外にV6ターボも選べたみたいですがビルダーの腕によって街乗りがほとんどだって聞きました。UKビルダー調べているうちにホークカーズやSTR社も知り輸入したく思いましたがあるショップで日本では車検通らないと言われて断念しました。

UKみたいに気軽にクルマ作れる環境が羨ましいですね?
2025年9月17日 7:34
https://www.provadesigns.co.uk/
プローバ社、カウンタックつくっていますよ~(^_^)v
コメントへの返答
2025年9月19日 10:10
いつもプローバとは所有者でお友達になっています。今のプローバってアウディエンジン、ポルシェボクスターエンジンを使っていますので部品も高そうです。うちの子はローバ系です!

プロフィール

「朝練 11/1 プローバ http://cvw.jp/b/745567/48742964/
何シテル?   11/02 10:45
プローバカウンタック所有のパワーキャッツです。よろしくお願いします。登録頂く際は一言頂けると助かります。またキットカーの分野を皆さんに理解してもらうためにもみん...

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