実は乗り通したことがなかった芸備線。
巷のニュースでは一部が廃止になるじゃならないじゃときな臭い匂いがしています・・・。
なぜかちょうど会社が平日に休みになったので行ってきました。

スタートは広島駅9番線。
いつもの見慣れた芸備線です。

普通列車の三次行き。芸備線はこの区間は単線非電化ですがそこそこ便数もあるのでまたここまでは良い。

川を横目に見ながら広島県北に向かって進みます。

2両編成で最初はお客さんもそこそこ乗っていたんですがいつのまにやらガラガラに。(でも前の1両目にはそこそこ人は乗っています。)

他に誰もいないのでせっかくクロスシートのボックス席に座れたのでやってみる。

1時間ちょいで三次駅に到着。ここで乗り換えです。

備後落合行きの普通列車に乗り込みます。
ここから先はキハ120系の天下。右の留置線もキハ120ばっかりです。

乗りかえの人も結構いたみたいで,1両編成の座席は7割がた埋まります。

塩町駅を過ぎると福塩線が右に分かれてゆきます。こっちの路線も乗れてないね。

備後庄原駅に懐かしいのキャラクターたちが。MAZDAスタジアムで役割を終えたマスコットたちがここで余生を過ごしているらしい。

列車はさらに閑散地域へと入ってゆきます。ここら辺から速度を落とす区間が増えてくる。

晴れていて今まで走ってきていた線路が輝いています。

比婆山駅,こっち側から駅舎を見たのは二回目か。

山はすっかり秋模様。

比婆山を過ぎたところでさらに線路のまわりは険しくなってきます。

そして木次線が合流してくると・・・。

備後落合駅にやってきました。こんな横断幕がある。

ここの駅にはブログでもしばしば来ているのはUPしていますが,三次方面から列車でやってきたのはまだ2回目です。

転車台の遺構もまだ残っていますね。

何度も説明してきましたが,ここは木次線と合流する分岐点で昔は多くの列車が行き来していて駅の構内も広いのが特徴。

保線作業員さんが待機しています。
こんな山奥までお疲れ様です。

この運行本数の少なさ!乗り手も選ぶ芸備線。

新見方面からの列車も備後落合駅に到着しました。
備後落合はここで運行形態が途切れるのでこの駅を越えて先の駅にはいかず,列車はここでかならず折り返してゆくのです。

後は木次線からくる列車を待つ。

しばらくしてやってきました。

三方向からやって来たキハ120が一堂に会す一日一回の備後落合駅の光景。
三方向からやってきた乗客たちは乗り換えたり乗って帰った列車にまた乗って引き返したり。

僕は新見からやって来たオレンジ色のキハ120に乗り込みます。

そして三次方面,木次方面からの人が合わさって座席はほぼいっぱい。
(平日にこれってホントに人が乗らないって嘆いている路線?)

山の中をかき分けてキハ120は進みます。

谷を越えて。

以前に線路わきから見ていた上はこんな感じだったのね。

橋梁の上は線路だけがほっそりと架かっていると思っていたのだけど,意外に幅広な通路があるんじゃね。

山を下る。
ところどころ携帯の電波が入らず心細くなる。

ちょっと人の気配が出てきてホッと。

芸備線の駅舎ってすごく感じが良いんです。できれば一駅ずつ見てゆきたい。

備中神代駅で芸備線はおしまい。一応これで走破です!

が,そのまま列車は伯備線へと入ってゆきます。

いつぞやにやって来た布原駅。芸備線の普通列車はちゃんと停車してゆきます。(伯備線の普通列車は通過!)
そしてなんとびっくりなことにこの駅から乗ってくる人が一人いました!!
秘境駅で何してた!?

三次からはるばるやって来た。

新見駅に到着。広島駅から実に約5時間。
その昔,芸備線を走っていた急行「たいしゃく」号と同じ経路をたどってやってきました!
ちなみに昔の急行「たいしゃく」は約4時間半くらいかかっていたらしい。

乗ってきたキハ120はすぐに折り返し芸備線東城行き普通列車。備後落合までは行かないそうな。

新見駅。中国山地の中になる中核都市ですね。駅舎も特急列車が止まる駅だけあってそれなりに立派。

駅前広場をちょっと見学して暇をつぶし。

あ,パノラマグリーン車のやくもだ!

でも僕が乗るのはふつうの「やくも」

「普通」のルートで岡山経由で広島に戻ります。

ゆったりと。

岡山まで来たら新幹線で来広しました。
(ちなみに津山から広島は帰りは3時間弱で帰ってきました・・・)
念願の芸備線走破,やったでー!
(そして願わくはこれが最初で最後でないことを願います。)
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「鉄」 | 日記
Posted at
2022/11/20 21:57:10