82年登場の3rd型Firebirdは、非常に洗練されたスッキリとしたデザインを纏って登場しました!ボディの構成においても現代車と同じフルモノコックボディとなりフロントサスペンションはストラット形状となりリアスプリングはついにリーフからコイルへと換装されました。82年型もターボエンジン搭載で直前まで開発が進んでいたのですが、熱害やタービンの故障等の多発でお蔵入りとなったようです。代わって登場したのが「クロスファイヤーインジェクション」です。従来のキャブレターではなく2本のインジェクターをインマニ上に配置しコンピューター制御でフューエルマネージメントを行う機構です。各センサー類が正常に作動している状態においては、高出力、低燃費、低公害の良い機構なのですがセンサーの劣化や汚れ、コネクターの接触不良等でエンジン不調を起こす事例が多発し「失敗作」と烙印を押され程なくして消えて行きました。
(日本でも「セントラルインジェクション」呼ばれるインマニ上に1本のインジェクターを配置してフューエルマネージメントを行う機構がありました。その後GMが使用したTBIに似た機構です。)
その後、ボッシュから技術提供を受けてTPIへと変貌して行きます。
画像は3rdモデルのデザインスタディです。スノーフレークホイール、フロントスポイラー、リアのフェンダースパッツ、クオーターパネルのライン等2ndT/Aの名残を感じさせる造形です。
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2010/10/22 15:03:18