4/28(土)E-12をフロントに装着しました。ナックル固定ボルトも556を吹いておいたおかげか、あっさり緩み、ボルトの取り外し、差し込みは左側は上手くいきました。右側のナックル固定ボルトを取り付ける際、高さがあっているはずなのに、どうしても、偏心ボルトが差し込めません。下の通常形状ボルトは入ります。何故だ?
30分やってもだめで、取り外して横に転がっているダンパーに偏心ボルトを取り付けようとしても、入りません。試しに裏から入れると、あっさり入りました。そうです、ちゃんと裏表があり、正しい方向からじゃないと入らないのです。裏にも、表にも偏心ボルトの位置決めラインがあり、判別できませんでした。
ボルトは横長穴から入れましょう。また、ナックルボルトの本締めに1Gかける必要はありません。1GでもOGでもフロントはブッシュが捩れるところが無いためです。1Gかけての本締めはアッパー固定用の片側3本だけで良いです。
フロント左右組み込み完了し、試走したところ、異音なし OKです。
4/28(日)はしんきろうマラソン10km出場のため、リヤ取付作業は10km走った後の昼から行いました。難所のダンパー固定ボルトの抜き取りは、ダンパーとロアアーム位置がボルトで固定されているため、パンダジャッキでダンパーを持ち上げていき、緩くなったところで抜き取ります。位置が合えば手で抜けます。ボルトのネジ山までくると少しロアアームが持ち上がるため、引っかかりますが、その時はロアアームを手で下げてやれば、ずぼっと抜けます。
反対にボルトの差し込み時には、ロアアームは力を入れないと上下に動けないので、パンタジャッキの力でロアアームを押し下げてやり、ダンパー固定用の2本ネジはは軽く止め、自由度を可能な限り大きくして、高さを合わせます。車載のパンタジャッキを使いましたが、挿入高さの調整は、パンタジャッキの回転角度で30°くらいですっぽり入るか、無理やり入るかの分かれ目になります。結構繊細でした。
一番の難所はボルトの抜き取り、差し込みでは無く、E-12リヤのスプリングボルトの取付でした。
純正ビルシュでは、スプリングボルトを仮止めして、アッパーマウントのボルト2本取付後にスプリングボルト本締めで良かったのですが、E-12では6角レンチ差し込み部分が減衰率調整ネジになっているため、供回り防止用の固定ネジはシャフトに切られているため、アッパーマウントをダンパーに組み込むときに、本締め完了していなければなりません。
下の図のようになっています。
これに加え、アッパーマウントの深さが22mmもあり、自分の持っている工具では満足に締めることができません。
また、アッパーマウントをダンパーに組み込むときに本締めするということは、最初からアッパー取り付けボルト2本と平行になるようにダンパーブッシュを固定する必要があり、ずれると難所のボルト差し込みが、さらに困難となります。
さあどうしようかと思いましたが、とりあえず明日4/29(月)は家族サービスデイなので、一旦作業中断です。
一晩考え、まずこのような作業を行うときに、良く使用される75°メガネレンチ19mmをアマゾンで注文することにし、4/30(火)再チャレンジです。ついでにパンタジャッキ用の’エマーソン 車載パンタジャッキ取付金具 車載ジャッキヘルパーEM-234 インパクトレンチ対応 差込角12.7mm 21’というのも併せて注文し、狭い場所でジャッキアップしやすいようにラチェットハンドルで高さ調整するようにしました。
4/30(火)に一旦組み込んだ、リヤサスを取り外し、スプリング固定ボルトを75°レンチを使いしっかり固定します。しっかり固定するために柄の長い10mmスパナを用意し、左右組込みました。
リヤサスは下側スプリングシートがアルミ製のため、金属同士が常に接触するため、あたりが出るまで、金属が当たったり、擦れるような異音は出ると思います。また、ラバーシートも厚いので、形状が落ち着くまで距離が必要です。
組み込みミスが無ければ、そのうち異音は無くなると思いますので、1000kmくらいは無理せず慣らしです。
構造のシンプルなフロント・ストラットは組み込み直後でも異音は出ません。凄い!スバルのフロント・ストラットはフレキシブルタワーバーを組み込んだ状態で、ストラットの完成形なのではないでしょうか。ストロークは十分あるし、倒立ダンパーと径の大きな台形スプリングで横剛性も確保されています。
E-12を装着してのインプレですが、エナペタルとは過去にアルテッツァ用ダンパーでやりとりさせていただいたり、今回のE-12作製に当たり、事前に技術担当者と打ち合わせが出来たため、受け入れ時の減衰率調整ポジションで既に仕上がっておりました。
タイヤのザラザラ感が無くなり、新品タイヤを履いたような感触です。また、タイヤと路面がねっとりと濃密にからみつき、何かいやらしい感じがします。感動を飛び超え、官能的な領域です。これで、新品タイヤを履いたら、もっと凄いと思います。リヤサスに当たりがついたら非日常の領域も試してみたいものです!
Posted at 2019/05/02 21:52:30 | |
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