
さて、本日はデフからの異音でお預かり中のW君の180SX(デフロック疑惑)LSDオーバーホール完了しました。
なかなか散々な状態でばらしていくうちにあれ?何でと連発で問題箇所がありました。
まず今回の異音箇所のおおまかな部分はサイドベアリングでした。
サイドベアリングのリング部分が陥没しテーパーローラ部も凸凹です何やら異物が混入デモしたのでしょう。
リングギアをはずすとなんとデフケースのふた部分の皿ビスがあれ2個しかついてません?お口パックリ開いてます。
残り3つのうち一つは折れてドリルで揉んだ形跡アリ、おーなかなかさすが疑惑のLSDだけあってなかなかな事してくれているではありませんか・・・!!
恐る恐るケースの蓋を開けるとそこにも罠がコーンスプリングが真ん中のはまるべき位置ではなく端の方にずれているではありませんか。
そりゃ前作業者様蓋閉まりませんよ他のプレートに対して平行に付かなきゃいけないコーンプレートが斜めってたら天然のイニシャルアップです、何とかリングギアの締め付けで閉めちゃったようで当然デフロックに近い状態ですよまったくと思いながらさらに分解分解問題箇所は以上のようでデフロック疑惑はあながち間違いではなかったかなと思います。
そりゃドリフト時のおつりがデフロック特有のブリッて感じでしたからね。
分解後各パーツ洗浄しディスクの磨耗を測定中にアレ内ツメがポロっと折れちゃいました。
全数手で確認すると8枚中2枚がNGでした。
コスト高ですがディスク、コーンプレート全数新品交換する事にしました。
なかなかやってくれるなロックデフ君。
以上のことを踏まえデフック状態での進入に慣れていると思いますのである程度のイニャルが必要かなと思いますのでイニシャルは18キロで組み込みました。
おつりとおさらばです。
サイドベアリング部にも落ちがありましたサイドベアリング部に付く歯当り調整のシムの合計の厚みが薄くベアリングへのプリロードも少なすぎる状態です。
これでLSDの心配はさよならですのでW君11月のオリジンカップがんばってね。
中古品や謎のルートの部品分解する時のドキドキは私にとっては楽しいですがユーザー様にとっては大きな出費が出る可能性があるので可愛そうですが、安心した車両製作には自分自身の目で確認する事の大切さを思いしらされます。
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本日の工場 | 日記
Posted at
2010/10/27 01:51:05