11/26(日)に、
TAKUMA KIDS KART CHALLENGE2023に我が子が参戦してまいりました。
こちらの大会は、レーシングドライバーの佐藤琢磨選手が「モータースポーツの楽しさを通じて、復興地を応援しよう!」と2014年にスタートさせ、今年で10回目の大会となりました。
北は北海道から南は沖縄まで24のサーキットでタイムトライアルが行われ、各サーキットで代表権を得た小学生約100名がファイナル大会に参加することになります。
なお、ファイナル大会の上位8名は、佐藤琢磨選手より直接指導を受けることができるアカデミー大会に進出できるという特典までついてくるステキな大会です。
ことは半年前、我が子が通っているサーキットに一枚のチラシが。
「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE2023」って書いてあるけど、
これって何?ってサーキットの社長さんに聞いたところ、
「今年から、うちのコースもこの大会のトライアルの会場になったので、
ご興味のある方はぜひご参加ください」と教えていただき、
参加を決意。
まぁ、田舎のサーキットだしサーキットとしては今回が初めてだから、割り当てられる参加枠は少ないかもしれないけど、ダメ元で半年間チャレンジしておりました。
9月末までしのぎを削ってタイムアタックしたところ、想像以上に参加枠が多く割り当てられたことで、ファイナル大会出場が決定しました。
出場が決まったので慌てて、スパルコのヘルメットやウエアをそろえ、
みんな同じヘルメットだと、なくしちゃいそうなので、
スバルやSTI、そして社長自らスポンサー?に名乗りを上げて下さったPROVAのステッカーを貼って、準備万端です。
ただ、我が子は初出場の上、本番で使うSODIのカートに乗ったことが無いため、土岐市にあるカート場で付け焼刃で慣らしをして大会に臨みました。
11/24(金)は、我が子の学校が午前授業だったので、帰宅後すぐに大会の開催される栃木県へ出発。この日は、栃木市のビジネスホテルで一泊。
11/25(土)は、会場であるもてぎリゾートへ。
午前中は同じサーキットから出場するお友達と一緒にホンダコレクションホールを見学。
午後からは、大会受付と練習走行です。
初めてのコースなので、レイアウトを覚えるのに精いっぱいで、タイムとしては上位48人の予選突破の枠のギリギリあたりで、明日の予選は厳しくなる予感が…。
この日は、益子町の温泉旅館で一泊。練習走行の動画を見ながら、明日のイメトレと作戦会議です。
11/26(日)は、いよいよ本番当日です。早朝に旅館を出発し現地で臨戦態勢に入ります。周囲は、全国のサーキットでタイムトライアルを勝ち抜いてきた猛者がたくさん!前年もこの大会に出場した選手や、カートの全国大会の常連レベルの選手もいて、会場の雰囲気に押しつぶされそうです。
そして朝の練習走行がスタート。やはり、予選突破が際どいタイム。前日の練習だけでコースを攻略するのは厳しいですね(汗)
そしてついにタイムトライアルがスタート。AグループからHグループまで、グループごとに10台~12台で走行し1周のタイムを競うタイムトライアル方式です。
そこで、予報では降る予定でなかった雨が降り始め、あっという間に路面はウエットに。我が子は後半のグループだったので、路面は雨で完全なウエット、そのためタイムが全く伸びず惨敗。
こりゃ、予選突破はまず無理なので、午後からは同じサーキットの仲間を応援しつつ、ジップラインで遊んだり、グランツーリスモカフェでコーヒーでも飲もうかななんて思っていたところ、急遽ルールの変更が発表され、タイムトライアルのタイミングごとに路面状況が大きく異なるため、本来なら、タイムトライアルのタイムごとに予選ヒートの組み合わせを決めるところが、タイムトライアルで一緒に走ったグループごとに予選ヒートのレースを行うことになりました。これで、同じ路面状況の中で出したタイムで予選ヒートのグリッド順が決まるので、天候による有利不利が無くなりました。
とはいえ、タイムトライアルで良いタイムが出せなかった我が子は、上位6位までに入っての予選突破が厳しい状況に変わりはありません。でも、組み合わせをよく見たら、うちのグループだけ参加台数が10台。他が11~12台なので、確率論だけで言えば6/10台、半数以上が予選突破できるなら、僅かながらにも可能性があるかもと神頼みしながら、予選ヒートを観戦。
すると、下位スタートにも関わらず、無事に予選を突破!
決勝プレファイナルに進出することができました。
ここまでくると、速い選手ばかりになるので、ここまでこれただけでも「良くやった」って思っていましたが、同じサーキットの仲間の声援の後押しもあり、
3位争いを繰り広げる戦いぶり!
場内実況でも、「熱い走りを見せてくれました!」と、ほめていただきました。
あと一歩で決勝でしたが、それは叶わず、しかし、敗者復活レース進出枠をもぎ取り、もう一回決勝レース進出をかけて雨中決戦です。
雨の中、また夕暮れで薄暗い中で慣れないコースを一生懸命走った我が子は、悔しくも決勝進出はなりませんでした。
レース後、戻ってきた我が子は、出迎えてくれた仲間の顔をみて安心したのと、悔しさで号泣。
それでも、仲間が慰めてくれたり笑わせてくれたおかげで、笑顔を取り戻して、
私に「来年も出場したい!」と言っておりました。
しかし、その次に「練習するために同じカートを買って!」と、とんでもないお願いをされてしましました(苦笑)
その後、決勝レースが行われ、
さらに、レースが行われた同じコースを佐藤琢磨選手がレーシングカートでデモランしてくださいました。
すごい速さと迫力に会場が沸いておりました。
次に、表彰式が開催されました。
あと一歩でメダルを逃した我が子はどんな想いで見ていたのでしょうか?
最後にグリコさんのお菓子をいただき、佐藤琢磨選手からサインもいただいてきました。
サインは、佐藤琢磨選手のF1マシン(鈴鹿で5位入賞したジョーダン)のミニカーのケースにしていただきました。
ここで、仲間と別れて、私たちは前夜と同じ益子町の温泉旅館で宿泊。
我が子の晩御飯が偶然にもステーキだったので、
家族でささやかながら「がんばりました会」を開催。
疲れ切っていたのか、あっという間に寝てしましました。
そして、11/27(月)は、学校には休みをいただいており、私も職場に有給を申請していたので、ゆっくり帰路に…。
つくはずだったのですが、どうしてももてぎリゾートの中のグランツーリスモカフェに行きたいということで、
この日ももてぎへ。
同じサーキットのお友達と一緒に、昨日のコースを眺めたり、
グランツーリスモカフェでゲームを楽しんでおりました。
お昼過ぎに本当に帰路につき、夜に帰宅。
我が子の学校の宿題は日記だったので、今回の大会のことを一生懸命書いておりました。いつもの渋々書く日記と違って、今回は内容盛りだくさんの大作になっておりました(笑)
我が子は、もし来年も大会が開催されるなら絶対に参加したいと言っているので、
また、カートの練習を開始しなければいけませんが、
全国レベルの高さを目の当たりにしたので、
これまで以上に練習しなければなりませんし、慣れないコースを攻略する能力を身に着けさせるべく、ホームコース以外にも走りに行ってみたいですね。