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イイね!
2022年04月11日

人間サイズとは違うのだよ

人間サイズとは違うのだよ このブログも長らく放置状態です···




公私共に洒落にならないハードスケジュールで、自由に使える時間というものが皆無ですから、みんカラを開く事すら儘ならないというのが現状なのですよ。
(苦笑)

そんな中、何度かは無理くりにスケジュールを調整して走らせてみたのですが···










当然そんな絶不調なコンディション(人間が)を押しての強行軍ですからバッドラックは付きもので、

後日、洗車(水拭き&ふくピカ)をしていた際に気付いてしまったのですよ、
(涙)





サイドスカートに全く身に覚えの無いチッピング痕、、。

下地には達しておらず、塗装の上っ面
皮一枚かすっただけとはいえ傷は傷。

コンパウンドで磨くだけでも誤魔化せてしまいそうな程度ではありましたが、
今回受傷したすぐ側に、これは前々からずっと気になっていた要補修箇所がありましたので、
お師さんに相談の上で木更津は金田のマイスターへと預けたのでした。

(再び登場の◯浦板金さんです♪)



◯の所、
写真では分かり辛いかも知れませんが、押し上げられて塗膜が膨らんでしまっています。

内部では間違いなく“錆„が進行していますね···
(汗)

見映えの悪さは自覚しておりましたが、ココは特に構造上強度が求められる箇所ではありませんし、
そもそも限られた予算の中では優先順位の高いモノから順に手を付けざるを得ませんから、もう何年もずっと後回しになっていたのです。

なので今回ここに手を入れたのは『たまたま患部が近かったからソノついで』という訳なのです。




お嬢の国内初年度登録は覚えやすい平成元年、
お師さんの言葉によればその頃に車体のレストアをさせた(Not◯浦板金)のだそうで、かれこれ30数年は経過していますし、
その内にはガレージでの仕事の合間に作業させてもらっていた関係上、年単位で工場の軒先に野晒しなんて期間もありましたから劣化は仕方ありません、
むしろよくこの程度で堪えてくれていると言っても良いのではないでしょうか。

それは誰とは教えてはもらえませんでしたが(◯浦ではないヨとは聞きましたが)
請け負った板金職人さんがそれなりに丁寧な仕事をしてくれたからに他なりません。

“それなり„等と記したのは···

この職人さん、その後30年以上に渡って大きなトラブル無く車体を維持させてくれたのには感謝しますが、
例えばトランクのフロアとか、オリジナルにはあるリブなんかを大胆に端折っちゃったりしてるんですよね、、。
(苦笑)

まぁ、その程度は皆さんご存知の通りオリジナル至上主義とは程遠いワタシにとっては何の不満もないのですが、
問題はその“切り継ぎ„の方法

これは以前、やはり別件で板金をお願いしたついでに同様に塗装を下から押し上げていた箇所を剥いてみたところ、
切り継ぎに鉄板ではなくステンレスの薄板を点付けしてあったと、作業を依頼した友人から写メで送られてきた1枚。


よく耳にする“レストア„と銘打っておいて、その実は厚付けパテてんこ盛りといった雑な仕事ではなく、パテ厚はごく薄い丁寧な仕事だったそうですが、
空冷VWのレストアを得手とする彼の言によれば
「旧車の板金には慣れてないみたいだね」
だそうで、

継ぎ材にステンレスを選んだのにも他意はなく、
どうせ切り張りするなら次は錆びないようにと、むしろ親切心から選んだんだろうと言う、
「当時は結構多かった手法だよ」

“電食„という概念が今ほど広く末端にまで浸透していなかった時代の仕事なんですから、これは仕方のないことです。

発覚次第、順次そこを手直ししていくしかありませんね。

ドンガラにしてフルストリップ、
サイドシル強化してボディにはスポット増し&ルーフくり貫いてアルミ化なんて大掛かりな事は私の代ではもう出来そうにありません。

何しろ人間の方の耐用年数が残り一桁になっちゃいましたからね、、。
(苦笑)




余談ですが、このステンレス切り継ぎが発覚したきっかけというのがトランクリッド、

複雑な曲面が狭いスペースにギュッと艶かしく凝縮する惚れ惚れする造形につき、
あれほど見事にお嬢のボンネットをアルミで再現した凄腕の友人ですら
「コレを(板から叩いて)造りたくねぇ···」と、

ボンネットの時みたいにアルミ化を安請け合いしてくれず、鉄での補修となりましたが、

そもそも切り継ぎするきっかけとなった腐食はどうしておきたかといいますと、
補強の為に入れられている裏骨の部分があるのですが、ココが袋構造になっているものですから一度水が侵入してしまうとコレが抜けず、内部から腐食が進行してしまうのです。



なので友人は工夫して腐食した下縁を再生する際に、もう一枚帯状の板を挟みオリジナルより僅かに厚みをもたせ、
その所々を抜く事でスリット状の水抜き穴を設けてくれたのです。



おそらく言われなければ気付く人は皆無だろう余りに自然な仕上がり、

Eunos 500のリアを一瞥しただけでは分からない程ごく自然にオーバーフェンダー化した時にも思ったけれど、
こういう発想が出来る彼は本当に凄いナ。





「これでもう腐る事もないからアルミにしなくてもイイだろ?」って、

確かにどうせイチから造るんならアルミでお願い♪って柏手打って頼みこんだでしょうが、
軽くしたいのは主にフロントセクションですから、やってくれるのならフロントフェンダーとかマスクの方からお願いね

って···

そんな頼りになる彼も持病のパーキンソンが進行してしまい、数年前から半廃業状態。
(涙)

お嬢のボディワークを一手に担ってくれていたのにナ、、。






思えば数十年という長い付き合いなのに、今回が初の依頼となる○浦さんにお嬢を板金に出したあと、

彼女の脱ぎ捨てた服(ボディカバー)を前に考える。
そういえばコレってまだ洗った事ないよナ。

いくら部屋着(屋内専用)で雨風に無縁とはいえ、やはり埃は被る。
この機会に洗濯しておくかとコインランドリーへ♪




化粧直しが済んで帰ってきたなら綺麗に洗ったこれをまた着せてあげよう、

不甲斐ない今のワタシには、このくらいしか彼女にしてあげられる事がないんです。















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Posted at 2022/04/11 20:11:31

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この記事へのコメント

2022年4月11日 20:27
こんばんわです
関尻にもみじと
走られたのですね
お会いできずにザンネンだ(涙)、

関尻会次回は5月終わりのほうで
予定をしております
決定したら告知致しますので
是非是非♪
コメントへの返答
2022年4月11日 22:06
数少ない休日の大半は
下の子(小5)の家庭教師を命じられていますから、走れても昼には戻らなきゃならないんです。
好天だった昨日も家から一歩も出られず···
(涙)

GWの内、1日くらいは解放されて出られると思いますから、ご一緒出来るとイイですね。
2022年4月11日 21:08
こんばんは!
最後のワンシーンが、センスあるコラムみたいでいいですね〜(^^)。
全然不甲斐なさなんて感じないですよ。
また実物の『彼女』にお会いしたいものです(^^)
コメントへの返答
2022年4月12日 1:40
そうですか?
まだ健常だった頃には通勤に使って昼休みにブレーキOH、
自宅ガレージでのエンジン脱着なんて日常茶飯事だったのに比べたら、そのあまりの不甲斐なさにお嬢に顔向け出来ないのですよ。

タジマさんとご一緒出来たのは、TVRの方も交えて3台で走ったほんの短い間でしたから、
今度は是非ともメガーヌでお越し下さいね♪
2022年4月11日 21:17
プレリュードのサンルーフがミルフィーユみたいに錆びて驚愕した事があります。電位差とか電食とか技術的な事は良く分からないですが、そういったものが錆びを発生させるのではないかと考えています。鋼板の裏側にアルミテープを貼って帯電を除去できれば、錆を防止できるかもと、ぼんやり考えています。私が傾注するアルミテープチューニングですが、プレリュードに錆を見付ける事はなく、何やら副産物的なものも多々感じています。
コメントへの返答
2022年4月12日 2:06
ええっ!?
wata -plusさんの保管状況と常日頃のメンテナンスをもってしても“錆„ですか?

ロールセンターから最も遠い所に重量物とは如何なものかとの理由から、 これまで一度たりともサンルーフ車を所持した事はないのですが、
確かにノーマルルーフに比べてトラブルは多いと耳にします。

アルミテープチューニング興味深く拝読させていただいています、
今度じっくりとご教授下さいね。
2022年4月11日 21:34
チッピング痕、私もラリーのスペシャルステージのルートとか走るので、フロントタイヤで書き上げた石などで、サイドの下側は無数の傷が生じてます…(汗)
元はドイツルートで来た個体なので、入手した昔から下廻りはチッピング塗装されていたので、被害は軽く済んでますが、昨年インカットした際にデカイ岩かなんか跳ねたみたいで、デカイ傷跡が残りました…(滝汗)
板金の上手な友人が居て、真面目に羨ましいです!
コメントへの返答
2022年4月12日 2:33
ご存知の通り
お嬢のコンセプトはヒルクライマー。

私がこんなカタワモノになる前は単車とテールtoノーズな日々でしたから、スカーフェイスになるのは仕方ない。

それでマスクを塗り直すのと自分の操作ミスによる傷とでは悔いに大きな差が···

片手片足(それも7割)しか使いモノにならないなんてのは言い訳にすらならず、
ああ、下手になったなぁ···って。
2022年4月11日 22:23
こんばんは。
お元気でしたか。

嬢の錆は年式にしては少ない気がしますよ。
この時代のイタ車は錆びるのは当たり前ですから、むしろよく持っているなって感じました。
ステンレスはダメですよ。電位差ですぐに接合部が錆びます。
よくネジとナットを間に合わせで素材が違うのを使うと錆びるのと同じです。

そうそうチッピングですがN-BOXも疵があって今週末補修します。
やはり気になるとショックですからね。
コメントへの返答
2022年4月12日 7:33
すっかりご無沙汰しちゃってます。
(苦笑)

そんな今では常識な事もまだ普及していない時代の仕事なのかと思ったら、
アルミでのボディワークを得手とする板金屋さんは、そんな時代でもアルミを侵さない塗料にまでこだわっていたというから驚きです。

確かにアルファをはじめ古いイタ車は錆びるのが常識ですが、
それはスッドやフェッタといった70年代のに顕著であり、
この年代の鉄板は世界的に質が悪く、イタ車に限らず錆びると板金屋の友人から聞きました。

お嬢は50年代ですから、比較的鉄板の質は良いそうですよ。

プロフィール

「@KEI@FSZ さん
昨日今日は空調いらずなほど涼しく、絶好のクルマ日和だったのですが…
絶賛仕事中なのですよ。」
何シテル?   07/12 14:05
1959年式ジュリエッタ・スプリント(Tipo750B)の不動車を有り金はたいて手に入れたのがまだ20代の頃・・・ あれから20数年、コツコツとOHを重ねて今...
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