ダムの風景　大正池

京都南部の玉川にある大正池…
ここは私のダム趣味の原点です。

1970年代には、このダムの下で
何度も飯盒炊爨をしました。

よく越流していて、子ども心にも印象的でした。
水を隔てる壁に畏怖を感じつつも、
この小さな減勢池で遊んだ記憶があります。

また上流からダム湖に送水する水道橋があり、それも興味を引きました。

その頃は竣工から、まだ10年余りだったようです。
当時は下流周辺はもっと広々と開けていたと記憶します。

今は木々に覆われ、夕刻の訪問もあって、余計に暗いイメージです。

静かに湛水していますが、
元の大正池は昭和28年の山城大水害で決壊し、大きな被害を出しました。

飯盒炊爨に連れて行ってくれた叔父は、実際に玉川の惨状を見たと話してくれました。
災害復旧で重力ダムに生まれ変わったたそうです。その経緯が余計にこのダムへの畏敬の念を掻き立てたのでしょう。

実家から車で30分にもかかわらず、今回の訪問は実に20年ぶり。
昔は寂しかったダム湖も整備され、町営の綺麗なバンガローもあって、大勢のキャンパーが夕食の調理中でした。
時代は移り変わっても
ここでの楽しみは同じですね(´▽｀*)