皆様、遅きながら明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
んで、タイトル通りFD3Sのセカンダリ側の過給不良の症例です。
純正タービン仕様で過給不良のトラブルを抱えている方の参考になれば幸いです。
まず、自分のセブンに出た症状は昨年の5月頃からツインターボになったりならなかったり気まぐれなシーケンシャルだなと思っていたらオルタネータ裏のエアーチャンバーの下にいるワンウエイバルブが破裂しました。
定番トラブルで自分のも破裂したなとワンウエイバルブを新品交換して完治したと思っていたら、8月頃にまた気まぐれツインターボになりだしたので交換したワンウエイバルブがまた破裂したかな?と確認してみたが破裂していなかったのでダイアグチェックしても故障コードも拾わないので、何だろう?と考えているうちに完全にセカンダリ側の過給圧が0.4k以上にならないので、もう一度ダイアグチェックしたが、ここでも故障コードが出ないので中村屋の中村氏に相談したところ、「まぁ、年数が経っているから整備歴がなくてもバキュームユニットAss'y交換してみるしか無いなぁ」とアドバイスを頂きバキュームユニットAss'yを新品交換すると0.8kかかる暴力的なマシンに無事復活となりました。
で、中村氏から「同じセブン乗りたちのために症例を残しておきましょう」と有難いお言葉を頂いたので、無知な自分なりに調査してみることにしました。まず、バキュームユニットに7個付いているソレノイドの抵抗値を測定してみたら7個とも40Ωと新品のソレノイドの抵抗値と変わりないので、バキュームユニットを分解してソレノイド単体点検してやろうとバキュームユニットの上側を取り外すとバキュームユニットの中心にいるワンウエイバルブの先端に硬化したスポンジがワンウエイバルブのポートを塞いでいた。(写真の赤丸)
このスポンジによってワンウエイバルブのポートが塞がれたために流れなきゃならない空気が流れずセカンダリ側の過給不良が発生したと思われます。また、塞いでいたのがスポンジだったので僅かながら空気がセカンダリ側を制御するエアチャンバーに流れるせいか気まぐれに過給していたのじゃないかと思われます。後、電気系のトラブルじゃないので故障コードも拾いません。
以上、自分の経験したセカンダリ側過給不良です。
同じセブン乗りで同じ症状でお悩みの方の参考になれば幸いです。
ビシッと治して暴力的な加速をするセブンを楽しみましょう。
最後に色々とアドバイスを頂いた中村屋の中村氏にこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
Posted at 2015/01/08 12:00:08 | |
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