2002年07月19日
今日は待ちに待ち望んでいなかった、免停の短期講習日。
もう、数日前から心も身体も疲労困憊。考えただけで心意朦朧(しんいもうろう)。
朝から早起き。幸いかな出勤と同じ時間だったため問題なく起床。
だが悲しいことに、なぜ免許センターなるものというのは、どういった地域でも、
何もないような所だったり交通の便が悪かったり、辺境の地なのだろうか?
やはりそれなりのお咎めを受けているんだよ。というのを遠回しに言っているのだろうか?
さて、場所についてはおいておいて、その講習プログラムを受けるべく、
免許センターへ行くのだが、前述通り辺境の地。やもうえずマイカーで御出頭(本当はいけません)。
直に言ったのではあまりにもやばいのと、悲しいかな免許センターは駐車場が24時間解放でないので、
これまたやもうえず近隣の廃墟と化している、某デパート跡地に駐車。
そこから歩くこと15分。思いの外蒸し暑くて、そこで力つきそうになったが、
また休暇を取るわけにも行かないので最後の気力(早い?)を絞って免許センターへ到着。
だがちょっと早すぎたため数名程度がいただけで、受付もまだ。しかたないのでしばし休憩。
まだエアコンも効いておらず、疲労もあまり回復せず。
時間までには少し回復し、いざ処分へ。
と、その前に講習を受けるための費用を支払う。
これはうまい言い回しになっていて、免許更新の時も同じ事なのだが、
「現金」ではなくて、新潟市の「収入印紙」なのだよね。
ということは、言い方を変えると、「あなたは新潟市の為にも貢献していますよ」的な心意を持たせている。
う~ん。なんかつまらない策略にはめられているようで、というか、実際はめられているんだけど、
現金で払うのと、収入印紙で払うのでは取り扱い上違うはずだから、詳細は調べてないのでわからないが
うまい具合にその費用は行政に使われてしまっていると言うことだけは確かである。
と、まー、収入印紙を買い、受付のお姉さん?も慣れたもので、
本当に処分されに来たのかしらん?と思わせるほど
受:「おはようございます、いくらですか?」
あ:「はい。13800円です」
代金精算中
受:「では、こちら確認してくださいね」(収入印紙)
あ:「あ~い」
と事務的に終わる。
そして処分執行時間まで待っているわけだが、新潟の免許センターは3階まであり、
その区分によって受付と講習の階が別れているのだが、1、2階は普通の蛍光色(白)の照明、
だが、3階に上がったとたん・・・え!?みたいな。ちょっとVIPルームを思わせるような、
白熱灯(ちょっと黄色がかった)照明で、なんだ?やっぱり処罰されに来てるのね。
と思わせるようなちょっと暗い雰囲気の待合所。
時間が早かったためか数名しかおらず、以外に処分される人っていないのね。
と若干落ち込んでいた?ものの、時間ぎりぎりになってくると、
ゾロゾロゾロゾロ来たじゃないの。(^_^; 総名32名!(実際は講習の時間に人数が判明)。
「やっぱりか」と内心笑って(笑ってらんないんだけど)、処分の説明が始まる。
時間ぴったりに講習員が来て、昔、小学校の校庭なんかで使うような拡声器で、
処分のされ方、その後の講習の内容が簡単に言い渡される。
もちろん講習は任意なので、受けたくない人、また受けなくても支障がない人(普段運転の必然性がない人)は、
その場でさようならしてもぜんぜん文句は言われません。
ただ、オイラは車がないと仕事もプライベートもままならないので、意欲を持って(笑)講習を受けることにしました。
おそらく新潟市内近郊では、車がないと本当に便が悪いので、ほとんどの人が受けるんだろうね。
処分というのは聞いていたとおり、本当に事務的で、「行政処分執行室」という札の貼ってある、
普通の部屋で、2枚の敷居で仕切って3名ずつ執行できるようになっている。
執行員:「この内容の処分に間違いないですね?」
あ:「はい」
執行員:「住所等にあやまりはないですね?」
あ:「はい」
執行員:「他の違反等もないですね?」(後で発覚したらもっと大変なので、ある方はここで白状しましょう)
あ:「はい」
執行員:「講習は受けますよね?」
あ:「はい」
と、まー、端を折るほどもないほどこのままで、ものの数十秒で処分執行が「始まる」。
答えたのは「はい」のみ。f(^_^;
そこで講習用の紙を渡され、そしてそのまま講習受付へ行ってテキストと書類を受け取り講習室へ入る。
ここで処分を受けている気にさせるワンポイントが、全席指定席(笑)で、すべてその後もその決められた番号で呼ばれる。
これは勝手な推測だけど、いわゆる服役性の気分にさせるわけですかな。
で、席に着くと、講習管がすでにいて、来た人から渡された紙に収入印紙を貼る作業。そして名前と判子を押す。
そして、全員が揃うまでしばし待ち・・・。
全員が席に着くと、勢いの良い講習員が「おはようございます」とこれまた元気に挨拶。
なんか体力系の合宿に来たのか?と思わせるノリの講習員に、ちょっと「はれ?」と気が抜けたが、
まーまー、それはそれでよしとして、ここからが本番!
今日の日程が言い渡される。
適性試験
1限:「座学」(40分)
2限:「座学」(40分)
3限:「座学」(40分)
お昼:1時間
午後から:筆記試験
その後シミュレーターと実車走行
と、まー、こんな感じでみっちり6時間!(-_-;;
どうなることやら。
まず最初に実車走行の時、マニュアルかオートマを選べるらしく、この時点で聞かれ、
「どちらでもよい」と言う人はどちらでもいい、という答えをして欲しいとのこと。
要は台数が限られているから、偏りを調整するためなのね。
迷わず「マニュアル!」と答えようかと思ったが、まー、どっちでも変わらないから
「どちらでもいいです」ということにした。内心マニュアルが良いなとは思ったが(笑)
そして「適性試験」
いわゆる、あなたは運転に適していますか?またどんな性格の持ち主ですか?
というのような心理的テスト。これは免停短縮には関係ないらしく、
とりあえず思いつくままにテストを受ける。
そして長い長~い「座学」。
座学と銘打っている?が、内容はと言うと、試験に出る内容の「重点的説明」である。
いいかえると、「出る問題は、ここですよぉ~ん」と遠回しに言っているような感じ。
これは違法行為だ!なんて思っう人はいないだろうけど、まさに違法(笑)
でも、これは軽い刑罰に処される人への配慮。と、個人的には認識した方が得策と思う。
こんなところで極悪きわまりない引っかけ問題を出されても困るし、
出す方も不合格率が上がったのでは、行政としてのメンツも丸つぶれだ。
だから、こういうものはお互いいい間合いでやりましょう。ということですかな。
講習員でさえ、「ちゃんと聞いてれば心配する必要がない」と冒頭に言ってしまうほど、
問題ない問題ばかりの常識問題ばかりなのだ。(^^;
1、2、3限と講師が変わりつつ、以外にももっとダルダルになるかと思ったが、
あっという間に寝る暇もないくらい座学および午前の部が過ぎてしまった。
そしてお昼はセンター内の食堂。
これが大失敗!こんなところで見栄を張って良いものを食べてもしょうがないと、
一番安いと思われる350円のかけそばを食べたのだが、
まずくはないけどあまり美味しくもなく、ちょっと残念(笑)
さて講習最大のイベント、「筆記試験」。
この結果如何で短縮日数が変わる。
優:29日
良:25日
可:20日
と言う具合に三段階。
これはあくまで短期講習者(30日停止)のみで、それ以上の停止(60日~)になると、
最短でも30日は停止をもらってしまう。
そして試験が始まる。時間は20分で40問。
問題用紙をみると、笑っちゃうほどテキストと同じ問題。
笑ってる場合でもないので、まじめ確実に解答をしていく。
およそ10分ほどで終わり。そのまま待機。というのも暇ので、
読み返してみたら9問目が読み違いで違う解答してるし。(^^;;
ささっと訂正して、残りの問題も見直したところで時間となり終了。
「ふぅ~」と、これが終わった瞬間。本当に1戦終わったな、と思った。
といっても勝敗は最後までわからないが・・・。
そしてこの後すぐにシミュレーターと実車走行の時間。
まずは実車時のマニュアル、オートマの振り分けを聞く。
「いぇい♪」マニュアルに振り分けられている。内心ムフフ(意味不明)。
そしてグループ事にわかれてやるのだが、オイラは前半にシミュレーター、その後実車とあいなります。
機械室なるところに入って、まずはシミュレーターの車種を判別(笑)
三菱のおそらくミラージュかランサーのインパネと思われる。
シミュレーターは聞いていたものとは違って、
速度反応テストというもので、一定の速度の道路を走っている画面を見ながら、
人が出てきたら、すばやくブレーキ!そしてすぐアクセル!と言う風に、スイッチグな動きのみ。
後半ハンドル操作もあったものの、思いの外楽しくありませんでした。
よく聞くのは、まんま運転シミュレーションで、
走っていると無理矢理変数で人を横から飛び出させるというパターンのものだが、そういったものは今回なかったです。
反応は年齢相応。まー、普通ですかね。
それが終わるとすぐ実車。
グループ編成があったものの、時間の都合で終わった人順に。
結構早めに着いた方で、すぐに乗車でき、
3人乗ったところで講習員がコースをまず下見運転。
講習員曰く、テストでないので気楽に。ということで、
講習員も慣れたもので、なんか講習に来ている感がここでもなく、
世間話をしつつ、普段の運転の仕方で良いですからねか何とか言っているうちにコース紹介が終わる。
ここで驚くは、ちょー外線に沿って走る。というのが基本なのはわかっていたが、
おそろしくちょー外線沿って走る(ラインとボディー側面が重なるくらい)なのよね。
それって逆にあぶなくない?と思ったが、それでいいらしい。まー、ルールブック通りと言うことなのかな。
そしてトップバッターあんぷにに選手交代!(笑)
この車一番手で、しかも何台かある車のウチでまさに一番にコースに出ましたよ(笑)
車種は覆面パトカーでもお墨付きのクラウンマニュアル。
めっちゃ走るわ、乗り心地はいいわ、運転しやすいわ。ある意味欲しいかもね。
絶対買えないんだろうな。ウヒ。
ロケットスタート!とかやって怒られるのも時間の無駄なので、普通にスムーズ発進。
まじで普段通り運転。さすがにいわれた50キロくらいで走行。
というのは守ったが、あまり気にせず普通に走った。寄せるのも問題なく、
一点だけウィンカーをもっと早く出すことだけいわれた。
オイラは割と早めに出す方だが、それでも遅め。ということなので、
やはりルールブックはかなりの余裕が切ってあるのだと実感。
まー、それ以外は良かったですよね。ということだった。
そして終わったら教室へ戻ってみんなが終わるのを待つ。
あら?本当に一番だったのね。教室へ一番乗りでした。(^^)
しっかしみんな荷物おいて言ってるよ。オイラが悪質犯だったらどうすんねん。
とくだらないことを思いつつ、しばしぼぉーーーっとしていた。
ちょーど3時ちょっと前に全員到着。さて終盤ですな。
いよいよクライマックスのビデオ鑑賞会。
なんと!というほどでもないけど、タレントの○○さんが司会(落語家だが名前忘れた)。
免許更新でも良く見せられる自己とかシミュレーションの映像。
以外にも短く30分程度で鑑賞会終了。
あまりにも一般的すぎて普通でした。だが、一つだけ言わせてもらえれば、
ああいうビデオに出てくるシミュレーションデータって、
ちょっと実験が甘いというかデータが不正確さがあるのは否めないかな。
次は朝一番にやった適性試験の結果。
自分でも爆笑&え!?と思うほど悪質剛健!!
逆にこれほどの強者なら、プロのレーサーになった方がいいかもしんないくらいの勢い!?だ。
そしてそれが終わり、いよいよ最後の砦。
テストの試験結果。
ドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロ・・・ジャン!
無事に「優」をいただきました!(^-^)
ということで、30日が29日短縮で今日1日の免停。
ここで本当の一安心。明日からまた運転が再開できる。
が、しかし、ここで最後のお仕事。
免許証はこの発表の後変換されるのだが、これはあくまでも手続き(後日管轄の警察署へ出向く手間を省くため)のものであって、
免停期間は明日の深夜12時(今日中いっぱい)まで。そう、いくらここで免許を変換されたとしても、今日中はまだ免停期間中なのだ。
そのままブロローンなんて帰って御用になったり事故でも起こそうものなら大変。
今年度6月より法の改正があり、罰則が更に厳しくなったのだ。
この免停期間中に運転したら無免許運転にて+19点。合計25点になってしまうのだ。
それはもう「2年間の免許取消」になってしまうので、お先真っ暗。
そこで「今日いっぱいは運転しません」という誓約書を書かされます。
内容はそのまんまで「上記の内容を承知し、その違反行為をした場合には、
いかようの処罰を受けることを承知いたします」というものに署名、ハンコを。
これを見るとやっぱ違反したなー。って実感が改めてわいてきました。
そしてこの誓約書を渡し、引き替えに免許証をいただく。
あ~。この瞬間生き返りましたよ。(^^;
これほどまでに免許証の存在意義とありがたみを知った日は、この日くらいないね。
もう本当に違反はしないようにと思いました。
余談だが、同じ境遇と言うこともあってか、
なぜが隣の人とは会話が弾み、自分は何でこうなったかとか、あーだ、こーだ、ちょっぴり話してしまいました。
オイラの隣に座ったのは年輩の女性の方。今回のいきさつや世間話をしてしまいました。(^^;
さすがに名前までは聞かなかったけど、たぶん机の上の書類が見えたはずだから、見てたかもね。
さてさて、ここまではくれば後はこっちのもの。終わったのが、ほぼ予定通り4時半頃。
朝止めた駐車場に戻ってブロロロローンと行きたいところだが、
今回ばかりはそいうことはせず、どっちみに急ぐ用事もないわけで、時効(笑)、免停期間が終わるまで駐車場で一休み。
約7時間半。ご飯食べたりメール打ったり仮眠取ったり、なかなか退屈だったけど、
途中、友人が遊びに来て、おしゃべりでかなり時間を消費できたので、だいぶ楽だった。
あの1時間ちょいの消費はなかなか素晴らしかった。
そして迎えた時効成立(笑)
ふぅ~。1日がこんなに長かった日も久しぶりだったが、無事に安全運転で帰宅。
家がこんなに遠く感じは日はなかった(笑)
明日からはまた普通通り運転できるが、点数がこの時点で全部帳消しになり0点になるわけだが、
取り消しが1回というのが付き、1年以内は4点で停止になると言う結構痛い仕打ちが待っている。
駐車違反を2回しようものならサヨウナラ。
幸い車がかわいいので駐車違反と言うことはないが、念には念を入れて1年は気を張っていないとね。
唯一守らないルール。スピード違反で捕まったんだし(爆)
それが一番怖いやね。
さて、次回最終章は刑事処分の日。
まー、今日に比べれば気楽かな。
処罰されにいって、高い罰金を払うだけだから・・・。
Posted at 2002/07/20 12:33:45 | |
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