
cellから画像借りてきちゃった。
さて、新聞やニュースをにぎわせて(?)るかもしれないこの技術、みなさんいかがお考えでしょうか?
日本発だしね!!仕分けされないように頑張ってるんだよぉ・・・。
とにかくES細胞やiPS細胞がすごいことは周知の事実なんですがやっぱりこの方向へ行くのですね。
ES細胞の作成をする場合、受精卵を培養していくと、五日目には細胞群が二つに分かれますので、そのうち内側にあるICM(内細胞塊)と言う部分を取り出して、勝手に分化しないようにして継代していくといわゆるES細胞になります。これにいろいろ手を加えてやると、いろんな組織に分化させることができます。でもこれは「受精卵」を使うのでヒトに応用する場合、倫理的にも問題があります。
さてiPS細胞ですが、これは受精卵を必要としません。皮膚の細胞だったか・・・に複数(4つ)の遺伝子を導入すると、全能性を持ち(正しくは万能細胞と呼んでますね)、ES細胞と同じように働くのです。
で、今回、そのiPS細胞から精子をつくって、それを卵子に顕微授精して子供を獲得し、その子から自然交配でまた子供を得ることができたということなんです。
ネットでは「ついに男がいらない世界になってしまったか!」などと面白おかしく言っておりますが、よくよくこの論文を読んでみると、
「iPS細胞を発生させてみると『始原生殖細胞(精子や卵子になっていくおおもとの細胞)』のようなものがつくられてくるので、それを精子がつくれない♂マウスの精巣に移植してみたら、ちゃんと精子ができたので、それ使ったら仔ができたよ。」
って書いてあります。
男はまだ必要なんですね~。
不妊症で「無精子症」と言うのがありますが、こういうのにはこの方法使えるかもですね。
ただ、当の研究者たちは
「マウスと人間は全然違う!この結果をもって人に応用できるなんて考えるのは甘い!」
と言ってるようです。。。
夢持たせてくれたっていいじゃんね~。
・・・でもね、個人的には「できる」と思うのですよ。。。
さて、今後も「万能細胞」の話題、再生医療の現場でも、とっても注目されているこの話題、目が離せません!!
個人的には頭皮を作ってほしい!!!
毛がいっぱい生えてる頭皮が欲しい~(切実)
ワクワクしませんか?
Posted at 2011/08/06 08:18:39 | |
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