
今日は13日。
いよいよですね。
ハイファイカーオーディオのコンテストの最大規模を誇る
パイオニアカーサウンドコンテスト
クルマの中で再生される音楽を、いかに高品位に再生するかを競うコンテストは今年で17回目を迎えるようです。
私はカーオーディオと向き合うスタンスが違うため参加こそしませんが、その楽しみ方や意義をじゅうぶんに理解しているつもりですので、今頃幕張メッセに集結しているであろう全国のカーオーディオファイルの方たちを心から応援しています。
「この日の為に」と言っても過言ではないくらいに何度もドアの内張りを剥がし、リモコンを握り締め、時間の許す限り労力と情熱をつぎ込む毎日。
「なぜそこまで?」
と、疑問に思う方が大多数かと思いますが、これも
カーオーディオ“ならでは”の楽しみ方のひとつではないかと思います。
カーオーディオコンペティターの友人達やショップの方達と、課題曲という音楽を、どのように表現(再生)するかを検討・実施している時間は私にとっても楽しく、至福の時を共有させて頂いています。
「カーオーディオを楽しむ」という事を連想すると、ヘッドユニットやスピーカー、またアンプや配線の選択やインストール方法など、カーオーディオを楽しむポイントはいくつもありますが、やはりといいますか、カーオーディオを突き詰めていくと重要なファクターとなる「いかに“音楽”を再生するか」という事に行き着きます。
※もちろんホームオーディオでも同じです。
(カー)オーディオはあくまでも音楽を再生する装置であり、音楽ありきの装置なのです。
音楽そのものも、それぞれの向き合い方がありますので、楽しみ方もそれぞれですが、純粋に音楽を楽しむだけならそれこそ
携帯のスピーカーで再生される音でも存分に心に響く音楽を楽しめるはずです。
音楽が記録されたメディアの情報をできるだけ忠実に、余すことなく再生(再現)できるかが所謂ハイファイオーディオの大命題(定義)だったりしますが、音楽の再生においてSN比や解像度、周波数特性といった分かりやすいスペック的な要素よりも大切なことがあります。
「いかに心に届くか」
オーディオそのもので感動する要素もありますが、(聞こえなかった音が聞こえたとか)大部分は音楽から感じ取れる歌手や奏者の想いだったりメッセージだったり、価値観や世界観を共有できたと実感できる瞬間ではないでしょうか?
再生される音楽に感情を引き込まれ、思わず涙がでてしまい、同乗者に心配された経験はありませんか?
わたしはありますよけっこうな頻度で
www
再生される音質が素晴らしくて涙が出た経験はありませんが、いろんな意味でリアルを感じ取れたとき、背中がゾクゾクしてしっこが出そうになったり。わはは!
ステレオ再生において、リアルを再現するにあたっていくつかの課題が存在します。
まず大原則として、
「そこに音源は無い」という事。
リアルはその場所から音が発生し、音波となって耳に届きますが、その音波と同じ聞こえ方になるように左右のスピーカーから発した音を合成させ、自分の目の前で歌っているかのように錯覚させるかという無理難題というか無理なんだい。
特にクルマは特殊な条件での再生となり、その音波はリアルとは程遠いものになってしまいます。
位相整合とか残響成分とか、音響理論に基づいた表現や解釈は一切省きますが、大切なことは
「音楽が出来るだけ自然に聞こえる事」
これを理論的に紐解けば上記の位相とか専門的なハナシになってしまうのです。
逆に言えば、この部分は音楽再生において絶対に無視できない部分であったりもします。
※「そんな難しい事考えなくてもしっかり取り付ければ良い音で鳴るぜ」と言われる方もおられるでしょうが・・・(^^;
これ以上踏み込むと物理のハナシになってしまうので話を戻しますが、
リアルな音を再現する為には
○音源がどのように記録されているのか
○それがどのように(車内で)再現されているのか
を知る事(分析)が重要です。
当たり前の話ですが、とても大切な事だと思います。
まずは、
ゾクゾクして涙が出たり、しっこが出そうになるほど感動する音楽と出会う事です。
【自分の人生に大きな影響を与えるほどの音楽】との出会いも沢山あるはずです。
-ちなみにワタシの半分は
これらの成分でできています-
美辞麗句/岡村孝子 http://youtu.be/TfhcD1_9Hgc
Forget me not/尾崎豊 http://youtu.be/Q-G-dKyD4oQ
経験上ですが、凄い(感動的)音を再生するショップさんやオーディオマニアな方達はそこに共通点があるように感じます。
音源は高音質に越したことはありませんが、まず
自分が感動できる音楽をとことん再生して
車内でもしっこがもれそうになるポイントを再現できるようになる事こそが、↑で触れた位相がなんとかとかの難しいハナシの核心だったりします。
なあに、ちょっとくらいシートに染みがついても大丈夫ですよ!
私のは皮シートなのでもっと大丈夫!
競技である以上、嬉しかったり悔しかったりするかも知れませんが全力で戦ってきて下さい。
納得のいく結果が得られるよう、出雲大社から心より応援しています。
流星/吉田拓郎 http://youtu.be/jFsv9k8340A
この曲を聴いて涙が止まらなくなったのは小6の時だったなぁ
こんな事、いま横で寝ている嫁さんにも話したことなかったなぁ 遠い目・・・
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Posted at
2013/09/13 05:09:35