前々回のブログで
今日はなんだかおかしな事が起こりすぎたような。
と書きましたが、その時体験したことをお話します。
2日前の深夜のこと、夕食を食べそびれ、夜食になるものなかったので、ある牛丼屋に行った時の事、店内に足を踏み入れた瞬間、
「!!!」
「なんか違う!」
ワタシはむかし、1ヶ月間、三食全てを牛丼で過ごした事がある筋金入りの吉野屋ファンです(笑)
そう、吉野屋以外は一切認めない!
それも決まって牛丼オンリー。
紅しょうがをいっぱいかけたり、汁やネギをダクったりもしません。
吉野屋が胸を張って提供するその作品を、オーディエンスである私は黙って胃袋にかき込むのみ。
なので、私は吉野屋の酸いも甘いも理解し弁えているつもりです。
むかしの吉野屋はまさにそんな男達の鉄火場で、オンナ子供が容易に足を踏み入れるような場所ではありませんでした。
ですから、我々は必要最小限には拘り、また、必要以外は気にしません。
どういうことかと言いますと、その日の牛肉の煮え具合やご飯の炊き加減はとことん気にしますが、店員の接客レベルや床のぬるぬる感なんかはさほど気にしませんでしたし、どうでも良い事だと思っていました。
前置きはこのへんにしてw
店内に足を踏み入れたとたん、なにかが違う事に気づきます。
「なんだろうこの感じ・・・」
新「いらっしゃいませーーーーー!」
歯切れがよく、さわやかで元気な店員の声。
ゆ「お、新入りのバイトでも入ったんだな。元気がよくて宜しいw」
なんて思いながら、いつものようにくぐもった声で
「なみひとついじょう」とつぶやく。
新「かしこまりました!牛丼並み盛りおひとつですね!少々お待ちください♪」
といって厨房に消えていく。
しばらく待つと、
「お待たせいたしました!牛丼の並み盛りです♪ごゆっくりお召し上がりください♪」
まるでバレエダンスを見ているかの如く流れるように
「どうぞ♪」と、箸箱のふたを両手で開ける。
うおおおおおおおおおーーーーーー!
なんというハイクオリティーな接客レベル!
オペレーションにおいては当たり前の事しかしていないのですが、全ての行動が流麗で無駄がなく、しかも
「もしかしてオレのこと、 ス キ ?」
そう
確信めいたもの感じるくらい心がこもっている!!
なんというすばらしいファンタスティックなんだ!!!
最初はただの新入りかと思っていたけど、この動きは新人の動きではない!
こ い つ デ キ ル !
ん?
そ し て こ い つ と デ キ・ ・ ・
いやいや!
俺にとってここは職場と同じくらい神聖な場所!
夜の蝶を求めて入店した訳ではないのである。
気とかいろんなところを引き締めて配膳された牛丼に目をやると・・・
うわっ!!!!
お盆がとてつもなく綺麗!!!!!
新品かと思いましたが、よく見るとキズや剥がれがあるので今までと同じものです。
まるで、輪島塗の高級漆器かと思わせるくらい、くすみひとつありません。
それをきっかけに最初に感じた違和感の原因に気づきました。
床もめっちゃ綺麗!!!
丁寧に丁寧に、しっかりと磨き上げたことがはっきりと分かります。
「すげーーーなおい。この件だけで社員教育用の自己啓発レポが作れるな」
とかなんとか考えながら牛丼をかき込んでいると、目の前に小指の先くらいの黒い物体がノソノソと蠢いています。
「でた!こればっかりは仕方ないが、さっきのプラス加点は帳消しだな」
なんて思い、よく見ると、ゴキではなく、ゴキっぽく見える虫でしたw
ゴキみたいに、ささささーーーーーーーっと横切るのでなく、
「すみません、ちょっととおりますよ(*´ω`*)」
と、のっそりのっそり横切っていきます。
途中、疲れたのか、私のお盆の淵で休憩しだしました。
悪いやつではなさそうなので、彼を見守りながら
【このままでは酷い誤解を受けてしまい、その後の彼の数奇な人生・・・】
を憂いた私は牛丼を完食したら彼を連れて店を出ようと目論んだのでした。
「ご馳走様でした!」
と大きな声で挨拶をし、
例の店員が流麗に近づいてきます。
「ありがとうございます♪280円になります♪」
ポケットの小銭を差し出そうとした瞬間、右手のコブシの中に包み込んでいた彼が
「わーーーー!だれかたすけてーーーー!」
と飛び出してきたんですw
そして店員の足元へポトり。。。
店員「え”っ!?」
ゆ「いや、ちゃうねん、ここにおった虫なんやけど、このままやったら殺されるかなと思ってな。連れて出るからコロさんといて」
すると店員は
「はいっ!」
と返事して床で這い回る彼を確保しようとしゃがみ込みます。
もちろん、彼は
「ひいいいいいいーーーーーー!たすけてーーーーーー!」
と全力で逃げ回りますw
かなりの時間が経ったと思います。
その店員はゆっくりと立ち上がり、ナプキンに包まれた彼を私に差し出しました。
「あ、ありがとう!なんかごめんな。」
と私が言うと、
「いえ、あ、ありがとうございましたっ!!!!!!」と少し潤んだ目で大きく私に訴えます。
や、やっぱり俺の事、 ス・
いや、俺も漢!
名前も名乗らず、黙って店を出て、近くの植え込みにそっと彼を放してあげました。
あいかわらず、
「うわーーーーーー!かんにんしてーーーー!今日はこれでかんにんしてーーーーー!」
と、闇の中へ消えていきました。
最近TVのニュースで話題になる店員によるモラルハザード。
それをツイッター等でネタにして楽しむ者もいれば、それをネタに皆で過剰にさらし上げ問題化する。
個々の社員のモラルハザードは、その企業のモラルハザード(教育不足)だとも言えるブーメランw
なんでも社員の責任にするその企業体質も問題かと思います。
今回、吉野屋で体験した驚くほど質の高い接客は、このようなモラルハザードによる企業の再教育がしっかり行われた表れだと予想します。
いや、そう思いたいですね。(^^;
店員が何か問題を起こした場合、企業のお客様窓口へ苦情を申し渡す事は一般的ですが、良いサービスを受けたら企業に礼を言い、企業からその店員を褒めてあげる事も大切ですね♪
吉「その店員の名前は分かりますか?」
ゆ「あ、ちょっと名前までは聞いてませんでした。確か、メガネをかけていて、年齢は35歳くらい、深夜1:30分頃に勤務されていた
男性の方です」
次回、後編は
「ここはやおろず(八百万)の神集まる神聖な場所ぞ!」編です。
とあるデミオの自損事故
素人投稿の不謹慎動画なのですが、
動画を編集した方のセンスは相当なものと思われますw
投稿者による概要より
ドラレコ:ITB-70 音声無しなので適当にBGM付けましたw
フリーダムな自転車には接触してないです。自称99歳のボケ気味なジジイでした・・・;;
警察呼んだけど、人身無し・物損無し・自走可だとやる事無いみたいです。
とりあえず、自身とねんどろミクさんは無事でした。
Posted at 2013/09/14 05:35:48 | |
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