4月29日、ゴールデン・デイズの2日目。
高知の日曜市から五台山に行く途中の信号で、ふと目に留まった建物。
長尾鶏センター!?
「オナガドリって、あの、しっぽの長~~~~い、ニワトリ?」
「そう! こんなとこにいるの? それは知らんかった・・・行ってみようか?」
ということで、行ってみた。
私の泊まっていたホテルのすぐ近く、み~ちゃんのおうちからも近いけど、知らなかったんだって。
早速入ってみたら・・・お出迎えはこの子。
のんきに店番・・・鳥さんとは仲良しなんだろうか?
お土産物の並ぶ中、奥に行く・・・鳥の鳴き声がするね。
あ!! 雛だ (#^.^#)
係りのおばちゃまによると、4月25日に生まれたばかり。
でもね・・・オナガドリの親は、すぐに卵を割って食べちゃうらしいの(゜o゜)
だから、おばちゃまが見つけて保護するのが早いか、親鳥が食べちゃうのが早いか・・・って大変なんだって(-_-;)
それに、卵を産むのは年に1回、この時期だけ。
今回は17羽生まれたよ。
1羽手に載せてくれたけれど・・・ふにゃふにゃでかわいい~♪
だいぶ経たないと雄雌もわからないらしい。
ずっと、電球をつけっぱなしにして、温かくして育てるの・・・親は育児もしません!!
そんな育児放棄のオナガドリ、一体どこにいるの?
広い室内には・・・箱しかない(-"-)
でも、その箱の中にいたのよ!!
1箱に1羽。
顔の前だけ格子になっていて、あとは真っ暗。
体の幅だけしかない細長い箱の中に、尻尾が痛まないように格納されていた。
え? 1日中、この箱の中にじ~っとしてるの?
風のない晴れた日には、広いお庭で1羽ずつお散歩するらしいよ・・・。
こんなかんじ・・・。
その間に、箱のお掃除や消毒をしてあげるらしい。
お散歩は自由にさせるから、時にはせっかくの尻尾が痛んだり抜けたり切れたりすることも。
それは、しょうがないよね・・・。
お話を聞きながら、究極の選択を考えてた。
特別天然記念物として手厚い保護を受ける代わりに、身動きの自由にできない箱の中で一生を過ごすのか、雛が育つ途中で、保護に値しない(美しいくない個体)と判断されて保護されずに生きるのか・・・。
間引く、っていう言葉が出てきたんだけれど・・・深く追求できなかった・・・間引かれたらどうなるんだろう?
係りのおばちゃまは、いろんな方に見て頂きたいのはやまやまだけれど、なかなか難しいんですよって言ってらした。
「写真だけ撮らせてください、説明はいりません」
「さわらせてくれないの?」
「5分でお願いします」
「説明、気かないとダメですか?」
なんて、いろんな観光客が来るそうで・・・(>_<)
騒がれると鳥が落ち着かないし、子供は駆け回るか話を聞かないか、ていうのが多いらしいし。
交配して結果が出るまでに30世代ほどかかることもあって、本当に大変だっていうのがよくわかった。
龍河洞にも何羽かいたけれど、やっぱり同じことを飼育員さんがおっしゃってたなぁ。
とっても気を使って飼育してるんだよね。
たかが鶏、されど鶏・・・。
また機会があればぜひ訪れたい。
う~ん、切りたくなってきた\(^o^)/
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Posted at
2012/05/08 08:54:31