PFCの中身を見てみると、
インジェクターが 55% 補正になっていたり、
O2フィードバックがOFFになっていたりする
どうやら単純なSW20ベースのようだ
これはつまり、
「どうにも合わねー、とりあえずリセットだー」
とかやると、SW20の設定になってしまい兼ねない
なので、ひとまず現在のセッティングをメモしました
それが下の画像です
各セルの数字もメモしましたが、
これも技術者のタマシイが込められたデータなので
大まかな等高線図のみあげます
(あくまで大まかです)
横軸に回転数、縦軸にインマニ圧力です
上が点火マップ、数字はBTDC
下が燃料マップで、 数値1.0 が A/F14.57(のつもり)
数値1.2 が A/F12.1(のつもり)に対応してます
元のマップの精度が「のつもり」に入ってます
さて、点火マップについて
実は点火マップというものをまじまじと見るのは初めてです
回転数が上がるほど進角しているのは予想通りなのですが、
負荷が上がるほど点火時期が遅くなってる?
AE86の点火マップの傾向をネットで調べてみたが、
こちらも全開付近で遅角している
そーなんだー、知らなかったー
つまり、混合気の密度が高いほど
燃焼速度が速いということですな、勉強になりました
けど、eマネでの経験上、ターボ車の高ブースト域では
標準マップに対して進角した方が速かったりする
回転数が上がるほど進角していると書いたが、
それはパワーバンドに入る4000rpmくらいまで
って、ちょっと待て、EP71は3000rpmくらいからでも十分トルクでますよ?
これ、もしかしてSW20マップのまま?
それは気にせずに、
パワーバンド以降は回転数上昇による進角はしていない
マージン?それとも、排気温度を上げて排気効率を上げるため?または、両方?
トルクがしっかり出てるうちは進角させてさせてあげたい
次に、燃料マップ
高回転、高負荷になるほど濃くなっている
わかりやすい
いろいろな仕様のE/Gに使われるのだからしょうがないか
注目の点は、パワーがでる A/F12.2とか12.4 がどの辺りかというと、
4000rpm, ブースト0.5kg/cm2 あたり
マフラーが温まると排気効率が上がって燃調が薄くなることを考えると、
純正ブーストの 0.7kg/cm2 あたりでちょうど
パワーが出るようになってるのだろうか
ちなみに、係数とA/Fの関係は、
係数1.1, A/F13.2
係数1.2, A/F12.1 
係数1.3, A/F11.2
係数1.4, A/F10.4
そして、マフラーが温まると5%くらい濃いめを求める
5%くらい薄くなるとも言える
やっぱりブースト 0.7kg/cm2 あたりに合わせているようだ
さて、これをどうやって料理しよう
この標準マップ、これはこれで重宝しそうなので、
回転数や圧力設定のとこだけ変更するか?
ポート研磨NAヘッドハイコンプターボバルタイ遅角仕様
に合わせて、
各セルに対する回転数設定を
修正前)1000  2000  [3000  4000  5000  6000]  7000  8000
修正後)1000  2000  [3000  4000  5500  7000]  8000  9000
(注、実際のマップは400rpm刻みです)
圧力設定を
修正前)1.0  [1.2  1.4  1.6]  1.8  2.0  2.2  2.4  
修正後)1.0  [1.2  1.6  2.0]  2.1  2.2  2.3  2.4
(注、実際のマップは 0.1kg/cm2 からちゃんとあります)
と変更してはどうかと
[ ] で囲ったとこが注目のポイントです
あとは実践あるのみ
 
							
						
					
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						Posted at
						2012/09/06 15:06:24