点火時期・・・そのセオリーというか、
標準的にはどんな風にセットされてるのだろうか?
NA とターボで傾向は違うのですが、
EP71用の考察なのでターボで考えます
低回転側では(マップで言うと左側)
・負荷が大きいほど点火時期は早い(例外あり)
おそらく、
混合気の密度が高いほど火炎伝搬速度が
低いことを示しているのだと思います
低回転低負荷領域では(マップで言うと左上側)
・回転数が高いほど進角
おそらく、
燃焼にかかる時間は一定である一方、
回転数が上昇するため、
求められる点火時期は進角するものと思われる
高回転低負荷領域では(マップで言うと右上部)
・点火時期はほぼ一定
多分だけど、ホントに多分、
混合気が燃焼室内で激しく旋回し、
燃焼にかかる時間に対する影響に対する支配力が
「火炎伝搬速度」から「燃焼室内対流」に移るからではなかろうか?
つまり、
旋回速度が速いほど燃焼速度も高まる
旋回速度(吸気速度)は回転数に比例するため、見た目の点火時期は一定
なのだと思う
ホントに多分ですよ?
そして今回の重要なポイント
高回転高負荷領域では
(マップで言うと右下部)
・点火時期は高ブーストほど遅角
・点火時期は高回転ほど遅角
???
たくさん燃やす時には、遅らせるんですか?
どうして?
と、思ったのですが、
多分とも言えない、もしかしたらですが、
ひとまず、ブーストについて
ピストン上昇による断熱圧縮で混合気の温度上昇
火炎伝搬速度が上がり、より遅い点火時期が要求される
回転数については、
回転数が上がるほど圧縮時間が短くなり、理想的な断熱圧縮に近づく、
よって、低回転時に比べて混合気の温度が上がる
火炎伝搬速度が上がり、より遅い点火時期が要求される
ってとこかな〜
つまり、
基本マップに影響を与えるような事態は何があるかと言うと
燃焼室内の流れについて
・スキッシュの削除
・ポート拡大
・ハイカム化
など
火炎伝搬速度について
・燃料の変更
など
そこで、EP82 用パワーFCのデータを見てみると、
高回転(6000-8000rpm)領域で、
回転数上昇に伴って点火時期が早まっている?
なにが目的だ?
そして現実には、
高回転での点火時期早過ぎの症状であるようだ
よし、高回転(6000-8000rpm)領域で
点火時期を遅くしていってみよう
今の仕様はハイコンプだから、
断熱圧縮での温度上昇も大きいはずだな
高ブースト領域では点火時期を遅らせてみよう
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Posted at
2012/11/26 14:37:55