春に異音を出して以来、ずっと乗らずにいたナナイチだが
いよいよ修理するときが来た
思い当たるのはピストンの棚落ち
突如不具合が発生したことと、
一応走れているところからすると、
1stリングと2ndリングの間が割れたのだろうか
プラグの焼けを見るも
どの気筒が悪いのかはわからず
東北震災で食べ物もろくに手に入らなかった時期
(当時、福島の郡山に住んでいたのでした)
原発での爆発をテレビで見ながら
- 4E-T 鍛造クランク(2E は鋳造)
- 4E メタル(2E とは形状が違う)
を主な変更点とした 2E エンジンの腰下を組んでいたのでした
そのエンジンからピストンコンロッドセットを1つ外して使えば
問題無く直って、また動くことになるだろうと見積もってます
エンジンはひととおり経験したので、
今度はボディの方の経験を積みたいと思っているのですが
相変わらずエンジンを弄る日々です
ボディのあちこちに歪みゲージをつけて
「第1コーナーで左Bピラーから力が逃げている!」
とか分析したいのですが、いまだ望みは現わずです
とにもかくにも、エンジンを問題無く動くようにせねばなりません
エンジンオイルを抜きました
間に合わせで入れていたホームセンターの 1,500円/4L でした
- 粘度はまあまあ、距離を乗ってはいないので、残ってくれているはずです
- 表面張力と言えばいいのか、指先に吸い付く感じは、安いオイルなので皆無です
- 黒いのは、当然、気にしません、燃えればススがでる
- 茶色い、時々見るあんまり良くない色です、焼けているのでしょうか?
総合的には、オイル交換後 600km くらいしか走っていないのに
とても悪い状態な気がします
車上オーバーホールなので、
シリンダーはマウントで載ったままで、
ヘッドとオイルパンを外して、
下からコンロッド下部を外し、
上からピストンを抜きます
さて、ヘッドカバーを外して、カムを外して
そしてヘッドを外します
大きなトルクで止められているヘッドボルトですが、EP71 はここが弱点
ブースト 1.5 kg/cm2 以上では伸びてヘッドとシリンダーの隙間から
オイル漏れが始まります
強化のためには、20V 4AG 用が長さとピッチが一緒です
しかし残念なことに径が 0.5mm 違う
次回、落ち着いて作業できる時に採用予定
ここで気付きました、ヘッド内のオイルが灰色です
いや、銀色です、金属の微粒子が多数浮いています
よく見ると、大きな金属粉が沈殿してます
どうやら、状態はかなり悪いようです
ヘッドを空けると、真っ黒な燃焼室が見えました
ヘッド側もピルトン側も真っ黒
これは...
オイルが下がってるのか
オイルが上がってるのか
オイルがタービンからもれて来ているのか
(あとで原因が判明、吸気圧センサーの空気もれでした)
だんだんイヤになると共に、やる気もわいて来ます
燃焼室はキャブクリで洗浄&雑巾がけをしました
カーボンの 70% は取れた気がします
次に、オイルパンを外しました
内部はすごくキラキラしています
とても悪いです
全部が金属粉です
コンロッドのクランク側を外して行きます
あ、1番コンロッド、クランク側がカタカタ動く
メタル死亡確認
これが、
「ガタタタタタ」
という激しい異音の主原因だったのでしょうか
コンロッドのメタル側をすべて外し、
ピストンをヘッド側から抜き取ります
ピストンは、4気筒とも棚落ち無し
けれども、4気筒ともスカート部にヤスリで削ったような縦摩耗痕があります
ついでに、シリンダー側はつるんつるんに摩耗し、高温にさらされたのでしょう、虹色に輝いてます
このエンジン、どうすっかなあ
手前に、少し引き伸びたメタルが見えます
画像が悪くてすみません
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スターレット | 日記
Posted at
2014/10/17 14:17:24