2012年04月09日
新入りの Estrella(エストレヤ)です。
意味は「星」
星(スター)に縁がありますね〜
ただし、小星(スターレット)が 1300cc で、
星(エストレヤ)が 250cc 、
まあいいか
ちょうど1年くらい前から乗ってはいたのですが、
ここでの紹介は初です
私のところへ来てから2度目のオイル交換です
オイルはいつものワコーズ
ペール缶で買った TR (トリプルR)です
これ、何故か4CRより安いのです
4CT と同じくらいの値段
なぜ???
4CT や 4CR とはベースオイルが違うらしいが・・・
むかし、オイルの規格(SLとかSMとか、今ではSN?)
がばしばし上がっていった時、
「新規格を取得するとお金がかかるので旧規格のままですが
十分に新規格に対応するオイルですよ〜
規格取得をしない分だけ安くしております〜」
なんてこともありましたが、それは余談
うちのエストなんですが、
1995年くらいの生まれ
我が家に来たときは走行 5000km くらいで、
今 7777km くらい
燃費は街乗り 21-23 km/L で、
遠乗りで 28 km/L。
そして疑問なのが、
オイルのヘタリが早いのですね〜
走行 1000km くらいからギヤの入りに違和が発生する
前回はその段階で交換しましたが
今回は限界(っぽいとこ)まで使用継続
ギヤの入りが悪くなり、その後は
4000rpm 以上での微々振動発生、うなり音発生
燃費も悪くなって来た(22 --> 20 km/L)ので
半年ぶりのオイル交換です
抜いたオイルは
黒・・・くない?
黒いっちゃ黒いけど
全ての光を吸収するほどの黒体にはなっていない
うわっサラサラ・・・でもない?
指にとってすり合わせてみても
指紋を感じない程度
フィルターは真っ黒・・・ではない!?
何が何だかも〜わからん
☆考察☆
「オイルの粘度は低下していない」
高温にはさらされてない、基油は生きてる?
多分、酸化も進んでない。
燃焼室から潤滑室へのガソリン流入も少ないと見ていいのかなぁ?
「それほど黒くない、フィルターがきれい」
スラッジが発生しているわけではない
つまり、スターレットのタービン周りのような
オイルを真っ黒にする高温部分が無いということ、だと思う
NAのスターレットのヘッド内部は信じられないくらいきれいなんですよ
ターボは、タービンへのオイル供給強化が必要?
これまた余談でした
そこで、
(仮説)「添加剤が消費されきった」
MoDTC とかの、摩擦によって減っていく添加剤が使われきった
のではなかろうか
たとえば MoDTC は境界潤滑下で活躍する添加剤らしい
表面付近に Mo 合金のようなものを形成し、
金属と金属がちょびっと触れ合うような環境(境界潤滑)下での
摩擦低減、摩耗低減を役割とする
ギヤの入りが悪くなるのは
まさに境界潤滑の悪化が原因、かな?
そして、添加剤が切れた影響はシリンダーへ・・・
(仮説)「クロスハッチが消えかかっている」
シリンダーに油を保持してくれているクロスハッチ
この子がいなくなると、高回転での油膜が保持できなくなるらしい
油膜が保持できなくなると、直接金属が触れ合う境界潤滑が増える
そして、添加剤消費
基油は生きていて、スラッジも少ないのにオイル性能低下
なのではなかろうか
(仮説)「クランク周りのベアリングは大丈夫?」
ボールベアリングが不調の時には、出力よりも
音に異常が出るので、今回はおそらく大丈夫
なお、
世の中にはコンディションモニタリングという技術がある
場合によっては、抜き取ったオイルを見るだけで
内部のどこが損傷しているかわかるそうだ
(「見る」といっても電子顕微鏡とかX線を使います)
うちのもコンディションモニタリングしてもらいたいなぁ
この仮説が当たっていないことを祈るのみ
もしも当たっていたら、楽しい楽しいオーバーホールだなぁ
後日談
オイル交換後、調子が良くなったのは 50km くらい走行後でした
添加剤消耗説が強化されたっ
Posted at 2012/04/09 13:19:20 | |
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